レポート:令和4年度 子育て支援室「みそのもくもく」

 4年目を迎えた子育て支援室です。今年もコロナ禍ではありましたが沢山の参加者の方々のご協力を得ながら、無事に開催することができました。
 今年度は学生スタッフが13名、バイタリティある元気なメンバーと共に「みそのもくもく」に取り組んできました。秋田市内への周知度も少しずつ広がり、この1年間で304名が集いました。秋田拠点センターアルヴェでの開催も大きなステップとなりました。毎月、支援室だけではなく、広い空間で開催する等、“もくもく”と遊びに夢中になれる環境を整えました。全10回の活動内容は、小麦粉粘土あそび、シャボン玉あそび、新聞紙あそびなど学生スタッフが日々新しいアイデアを提案し、環境作りや進行を主体的に行ってきました。今年は、0~2歳の乳児が増えてきたので、子どもの成長発達に合わせて工夫して遊びの環境設定を行いました。同じ小麦粉粘土遊びでも、3~6歳児は色を付けてみたり、好きな形にしてみたり、お母さんにプレゼントしてみたり・・・・・・、乳児は学生スタッフが乳児用に準備したジップロックに入った小麦粉粘土の感触を確かめてみたり、お母さんが触れているのをみて、真似してみたり・・・・・・。学生たちは、親子の関わりを遊びをとおして見ることにより、子育て支援の気づきや発見に繋がりました。
 回を重ねるごとに、心の枠が広がったように、ダイナミックに遊んだり、集中する楽しさを味わいながら、遊びを深めてきました。そしてお母さんたちから「順番を理解してお友達に譲れるようになった」、「お気に入りの木のおもちゃが見つけられた」、「掴まり立ちが上手にできた」など著しく成長する姿をお聞きすることができました。学生たちは子どもたちと共に、発達段階に合わせた環境をつくる力、主体性を持って遊びを展開する力などが身につき、学生と子どもたちの相互に成長する姿が見られました。
 学生たちの子育て支援の大きな学びである保護者との関わりについて、子どもの様子を伝えること、保護者と子どもの関わりを見守ることを繰り返し行うことにより、一体感のある子育て支援室となり、学生たちの主体的な活動に繋がりました。
 「みそのもくもく」はおかげさまで登録者が130組となりました。皆さまの心温まるお声がけやご協力に心から感謝申し上げます。


5月 バルーンで遊ぼう!
6月 絵の具ぺたぺた
7月 はじめての小麦粉粘土
8月 シャボン玉飛んだ!
10月 オリジナルトートバッグを作ろう!
11月 新聞紙びりびり
12月 『はらぺこあおむし』とクリスマス
1月 ふわっと風に乗って ~ストロー飛行機~
2月 鬼ごっこする人この指とーまれ!