学校法人聖園学園 令和3年度 事業報告書
(令和3年4月1日から令和4年3月31日まで)
Ⅰ.法人の概要
学校法人聖園学園は、キリストの教えに基づき、真理を求め、人を愛して生きる人生に生き甲斐を感じる人間を育成することを教育理念として、大正9年(1920年)秋田市に保育所「聖心園」を開設したことに始まり、現在、聖園学園短期大学及び幼保連携型認定こども園聖園学園短期大学附属聖園幼稚園を設置しているほか、平成28年度より新たに聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園を設置しています。本法人の母体となっているのは、神奈川県藤沢市に本部がある修道会「聖心の布教姉妹会」であって、教育事業としては、短期大学の他に高等学校、中学校、認定こども園等を、福祉事業としては、保育所や児童養護施設等を全国にわたり設置しています。
聖園学園短期大学は、昭和15年(1940年)聖園保母学園を設立したことに始まり、昭和41年(1966年)に短期大学(保育科)の設置認可を受け、保育科総定員200人の短大として発足しました。本学は、カトリックの精神に基づき真理を求め、人を愛して生きる人生観を基礎として、高度な教養と幼児教育者としての必要な知識と技能を授けることを目的としています。
聖園学園短期大学は、昭和15年(1940年)聖園保母学園を設立したことに始まり、昭和41年(1966年)に短期大学(保育科)の設置認可を受け、保育科総定員200人の短大として発足しました。本学は、カトリックの精神に基づき真理を求め、人を愛して生きる人生観を基礎として、高度な教養と幼児教育者としての必要な知識と技能を授けることを目的としています。
1 設立年月日
昭和29年9月27日
2 設置する学校等及び入学定員、総定員、現員数
(令和3年5月1日現在)
設置学校名 | 学部・学科名 | 入学定員 | 総 定 員 | 現 員 数 |
聖園学園短期大学 | 保育科 | 100 | 200 | 204 |
幼保連携型認定こども園聖園学園短期大学附属聖園幼稚園 | 170 | 149 | ||
聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園 | 70 | 55 |
令和3年度聖園学園短期大学の募集人員、入学者数、卒業者数、就職者数等
募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 入学者数 | 卒業者数 | 就職者数 | 進学者数 |
100 | 111 | 109 | 108 | 96 | 95 | 1 |
3 設置する学校等の所在地
〒010-0911 秋田県秋田市保戸野すわ町1-58
学校法人本部事務局、聖園学園短期大学
幼保連携型認定こども園聖園学園短期大学附属聖園幼稚園
聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園
学校法人本部事務局、聖園学園短期大学
幼保連携型認定こども園聖園学園短期大学附属聖園幼稚園
聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園
4 教職員の概要
(令和3年5月1日現在)
設置学校等名称 | 教 員 | 職 員 | |||||||||
学長 | 教授 | 准教授 | 講師 | 助教 | 教諭 | 非常勤 講師 |
兼務 | 計 | 本務 | 計 | |
聖園学園短期大学 | 1 | 3 | 5 | 4 | ― | ― | 18 | ― | 31 | 8 | 8 |
聖園幼稚園 | ― | ― | ― | ― | ― | 15 | 8 | ― | 23 | 3 | 3 |
みそのベビー保育園 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 22 | 22 |
合 計 | 1 | 3 | 5 | 4 | ― | 15 | 26 | ― | 54 | 33 | 33 |
※幼稚園:教諭の中に園長1含む 保育園:本務職員の中に園長1含む
5 役員の概要
(令和4年3月31日現在)
理事定数5名 現員5名
理事長 青木 光子(宗教法人聖心の布教姉妹会総長)
常務理事 門戸 美智(聖園学園短期大学学長)
常務理事 根布谷 豪(聖園学園短期大学事務局長)
理 事 菊地 隆(秋田県卓球協会会長)
理 事 藤原由美子(元県立高校教諭)
監事定数2名 現員2名
監 事 飯野耕太郎(カトリック秋田教会主任司祭)
監 事 伊藤 朋子(元県立高校事務長)
理事長 青木 光子(宗教法人聖心の布教姉妹会総長)
常務理事 門戸 美智(聖園学園短期大学学長)
常務理事 根布谷 豪(聖園学園短期大学事務局長)
理 事 菊地 隆(秋田県卓球協会会長)
理 事 藤原由美子(元県立高校教諭)
監事定数2名 現員2名
監 事 飯野耕太郎(カトリック秋田教会主任司祭)
監 事 伊藤 朋子(元県立高校事務長)
6 評議員の概要
(令和4年3月31日現在)
評議員定数11名 現員11名
青木 光子 横山 史子 櫻井 好枝 門戸 美智 永井 博敏 根布谷 豪
髙橋アヤ子 安田 敦子 菊地 隆 嵯峨 利昭 藤原由美子
青木 光子 横山 史子 櫻井 好枝 門戸 美智 永井 博敏 根布谷 豪
髙橋アヤ子 安田 敦子 菊地 隆 嵯峨 利昭 藤原由美子
Ⅱ.事業の概要
1 今年度の事業の概要
秋田県は、少子高齢化に伴い人口の減少が顕著であり18歳人口の減少が進んでいます。また、2007年度と2008年度において県内他大学に保育士養成コースが設置されたことなど、本法人を取り巻く環境は厳しさを増しています。さらに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、教育活動において中止や縮小など様々な影響がでています。
こうした情勢のもとで、教育研究環境の充実及び施設設備の維持向上を図って行くためには、新型コロナウイルス感染症対策の徹底と財政の健全化が重要であるとの認識のもとに、事業計画を策定しています。
聖園学園短期大学においては、短大が持っている教育資源を活用する「公開講座」や「高大連携授業」、キリスト教行事である「クリスマスミサ」や学生を中心とした行事等を実施しました。また、保育者としての意識の向上やスキルを習得するためのキャリア教育や実習受け入れ先の指導者との実習懇談会を実施しました。さらに、教育環境の充実を図るため、学生駐輪場用地の整備工事を実施しました。
聖園幼稚園においては、教育・保育環境の充実を図るため、課外活動、特別支援教育事業、一時預かり・延長保育事業、子育て支援事業、職員研修、自園給食と食育活動等の各種事業を実施しました。
みそのベビー保育園においては、家庭と共に子どもを健全に育てていくことを目標に、運動会、クリスマス会、豆まき、ひな祭り、延長保育、子育て支援事業、職員研修等の各種事業を実施しました。
こうした情勢のもとで、教育研究環境の充実及び施設設備の維持向上を図って行くためには、新型コロナウイルス感染症対策の徹底と財政の健全化が重要であるとの認識のもとに、事業計画を策定しています。
聖園学園短期大学においては、短大が持っている教育資源を活用する「公開講座」や「高大連携授業」、キリスト教行事である「クリスマスミサ」や学生を中心とした行事等を実施しました。また、保育者としての意識の向上やスキルを習得するためのキャリア教育や実習受け入れ先の指導者との実習懇談会を実施しました。さらに、教育環境の充実を図るため、学生駐輪場用地の整備工事を実施しました。
聖園幼稚園においては、教育・保育環境の充実を図るため、課外活動、特別支援教育事業、一時預かり・延長保育事業、子育て支援事業、職員研修、自園給食と食育活動等の各種事業を実施しました。
みそのベビー保育園においては、家庭と共に子どもを健全に育てていくことを目標に、運動会、クリスマス会、豆まき、ひな祭り、延長保育、子育て支援事業、職員研修等の各種事業を実施しました。
2 今年度の主な事業の目的・計画及び進捗状況
[聖園学園短期大学]
(1)公開講座、高大連携授業
短大が持っている教育資源を活用する「公開講座」は、秋田県と連携して、保育士等の専門性の向上を図ることを目的とする「保育士等キャリアアップ研修」として実施しました。新型コロナウイルス感染症対策のため規模を縮小し、「障害児保育講座」と「保護者支援・子育て支援講座」の2講座を開講し、157名の保育士や保育教諭等の参加がありました。また、コンソーシアムあきたの主催する「高大連携授業」は、本学教員5名が講師として「楽しく学べる保育入門」の講義を行い、45名の高校生が参加しました。
短大が持っている教育資源を活用する「公開講座」は、秋田県と連携して、保育士等の専門性の向上を図ることを目的とする「保育士等キャリアアップ研修」として実施しました。新型コロナウイルス感染症対策のため規模を縮小し、「障害児保育講座」と「保護者支援・子育て支援講座」の2講座を開講し、157名の保育士や保育教諭等の参加がありました。また、コンソーシアムあきたの主催する「高大連携授業」は、本学教員5名が講師として「楽しく学べる保育入門」の講義を行い、45名の高校生が参加しました。
(2)学内行事等の実施
新型コロナウイルス感染症の影響により、中止や縮小等による実施となりました。キリスト教行事であるミサについては、12月の「クリスマスミサ」はライネルスホールで新型コロナウイルス感染症対策を徹底して実施しましたが、6月実施予定の「み心のミサ」と3月実施予定の「卒業感謝のミサ」は中止しました。また、学生会の最も大きな行事である聖園祭も中止しました。そのほか、新型コロナウイルス感染症対策に努めながら、MISONOパフォーマンスなど学生を中心とした行事や子育て支援室を活用したボランティア活動を実施しました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、中止や縮小等による実施となりました。キリスト教行事であるミサについては、12月の「クリスマスミサ」はライネルスホールで新型コロナウイルス感染症対策を徹底して実施しましたが、6月実施予定の「み心のミサ」と3月実施予定の「卒業感謝のミサ」は中止しました。また、学生会の最も大きな行事である聖園祭も中止しました。そのほか、新型コロナウイルス感染症対策に努めながら、MISONOパフォーマンスなど学生を中心とした行事や子育て支援室を活用したボランティア活動を実施しました。
(3)キャリア教育等の実施
1年生のキャリア教育については、基礎的学力と基礎的学習スキルを確実に身につけさせ、短大生活のスタートをスムーズに行えるようにするため実施しています。今年度は、ポートフォリオ、レポートの書き方、卒業生による講演会等の活動を実施しました。
2年生のキャリア教育については、保育者としての意識の向上につながるスキルを習得するため、外部講師による職業講座を開催しました。
また、卒業後のケアの一環として、前年度に卒業した学生を対象に、保育者としての意識・意欲の向上やスキルアップを図ることを目的として、「保育スキルアップ講座」を11月にオンラインで開催し、64名の参加がありました。
1年生のキャリア教育については、基礎的学力と基礎的学習スキルを確実に身につけさせ、短大生活のスタートをスムーズに行えるようにするため実施しています。今年度は、ポートフォリオ、レポートの書き方、卒業生による講演会等の活動を実施しました。
2年生のキャリア教育については、保育者としての意識の向上につながるスキルを習得するため、外部講師による職業講座を開催しました。
また、卒業後のケアの一環として、前年度に卒業した学生を対象に、保育者としての意識・意欲の向上やスキルアップを図ることを目的として、「保育スキルアップ講座」を11月にオンラインで開催し、64名の参加がありました。
(4)実習懇談会の実施
教育実習・保育実習・施設実習は、短大で学んだ知識や技能を保育者の指導の下、現場で体験する実習として極めて重要であるため、実習受け入れ先の指導担当者と本学職員が学生の実習状況について毎年懇談会を実施しています。今年度は県南地区の開催で、11月に横手市と大仙市で実施しました。
教育実習・保育実習・施設実習は、短大で学んだ知識や技能を保育者の指導の下、現場で体験する実習として極めて重要であるため、実習受け入れ先の指導担当者と本学職員が学生の実習状況について毎年懇談会を実施しています。今年度は県南地区の開催で、11月に横手市と大仙市で実施しました。
(5)秋田県補助事業「私立大学等即戦力人材育成支援事業」
県内産業の即戦力となる専門人材を育成するとともに、優れた人材の県内定着を図るため、県内私立大学等が実施する企業ニーズを踏まえた実践的な教育活動や、県内就職促進のための取組等を支援する秋田県の補助事業「私立大学等即戦力人材育成支援事業」に、本学から「保育科学生の即戦力育成プロジェクト」、「県内就職プロジェクト『Work in AKITA』」、「秋田で輝く“モノ・コト・ヒト”と学ぶ保育の聖園」の3事業が採択され、総事業費は486万円、補助金は483万円でした。
県内産業の即戦力となる専門人材を育成するとともに、優れた人材の県内定着を図るため、県内私立大学等が実施する企業ニーズを踏まえた実践的な教育活動や、県内就職促進のための取組等を支援する秋田県の補助事業「私立大学等即戦力人材育成支援事業」に、本学から「保育科学生の即戦力育成プロジェクト」、「県内就職プロジェクト『Work in AKITA』」、「秋田で輝く“モノ・コト・ヒト”と学ぶ保育の聖園」の3事業が採択され、総事業費は486万円、補助金は483万円でした。
(6)施設関係
教育環境の充実を図るため、令和2年度に購入した学生駐輪場用地の整備工事を施工し、工事費は7,227,000円でした。
教育環境の充実を図るため、令和2年度に購入した学生駐輪場用地の整備工事を施工し、工事費は7,227,000円でした。
(7)設備関係
教育研究用機器備品として、学内無線LAN管理サーバー1式、アップライトピアノ1台、単焦点液晶プロジェクター1台、教室用机64台、教室用椅子116台、教員用パソコン1台、授業用ノートパソコン2台を合計9,147,952円で購入しました。また、管理用機器備品として、シューズロッカー4台、ノートパソコン1台を合計597,586円で購入しました。
教育研究用機器備品として、学内無線LAN管理サーバー1式、アップライトピアノ1台、単焦点液晶プロジェクター1台、教室用机64台、教室用椅子116台、教員用パソコン1台、授業用ノートパソコン2台を合計9,147,952円で購入しました。また、管理用機器備品として、シューズロッカー4台、ノートパソコン1台を合計597,586円で購入しました。
(8)図書館の運営
図書購入費については、予算額100万円を計上し、図書385冊、視聴覚資料等27点を購入しております。寄贈図書109冊、寄贈視聴覚資料等2点と合わせ年度末図書財産は、 180,533,358円となりました。
図書購入費については、予算額100万円を計上し、図書385冊、視聴覚資料等27点を購入しております。寄贈図書109冊、寄贈視聴覚資料等2点と合わせ年度末図書財産は、 180,533,358円となりました。
[幼保連携型認定こども園聖園学園短期大学附属聖園幼稚園]
(1)課外活動
5歳児を対象に、聖園短大の英語講師による英会話を、年間4回開催しました。歌って踊って耳で聞いて発音と発声練習が出来る楽しい雰囲気の中で、楽しみながら英語に触れることができました。また、4歳児、5歳児を対象に、カワイ体操教室の体育専門講師による運動遊びの実践を体験しています。運動能力を培うことにより、日頃から身のこなしを養い危険からの回避に繋げています。
5歳児を対象に、聖園短大の英語講師による英会話を、年間4回開催しました。歌って踊って耳で聞いて発音と発声練習が出来る楽しい雰囲気の中で、楽しみながら英語に触れることができました。また、4歳児、5歳児を対象に、カワイ体操教室の体育専門講師による運動遊びの実践を体験しています。運動能力を培うことにより、日頃から身のこなしを養い危険からの回避に繋げています。
(2)特別支援教育
診断を受けて、認定されたのは5歳児2名でした。健常児の中で、障害児が周りから大切に見守られていることを、周りの在園児も感じて、相互の成長に繋がっています。
診断を受けて、認定されたのは5歳児2名でした。健常児の中で、障害児が周りから大切に見守られていることを、周りの在園児も感じて、相互の成長に繋がっています。
(3)一時預かり保育・延長保育
平日は年間延べ人数2,407人でそのうち長期休業日の延べ人数617人。また、土曜日は延べ人数74人でした。午後7時まで(土曜日のみ6時30分)までの延長保育は、延べ143人でした。
平日は年間延べ人数2,407人でそのうち長期休業日の延べ人数617人。また、土曜日は延べ人数74人でした。午後7時まで(土曜日のみ6時30分)までの延長保育は、延べ143人でした。
(4)子育て支援
子育て支援事業「ぽっぽちゃんクラブ」は、未就園児の子どもとその保護者を対象に、親子の集いの場として、また、幼稚園とはどんな場所か知識を得ておくことを目的として、開催しています。ホームページをとおして募集していますが、本年はコロナ禍のため11月と12月の2回とし、1回につき10名に限定して開催しました。
子育て支援事業「ぽっぽちゃんクラブ」は、未就園児の子どもとその保護者を対象に、親子の集いの場として、また、幼稚園とはどんな場所か知識を得ておくことを目的として、開催しています。ホームページをとおして募集していますが、本年はコロナ禍のため11月と12月の2回とし、1回につき10名に限定して開催しました。
(5)職員研修
今年度も専門分野に関してリーダー的な役割を担う職員の育成のため、キャリアアップ研修の各分野の研修に6名受講しました。また、10年経験者研修に1名、5年経験者研修に1名参加し職員の資質向上を図りました。園内研修では、昨年に引き続き「幼児期の終わるまでに育ってほしい10の姿」を重点に研修会を行い、子どもの成長のために、保育者相互が研究、意見交換し保育者の資質向上に役立つことが出来ました。
今年度も専門分野に関してリーダー的な役割を担う職員の育成のため、キャリアアップ研修の各分野の研修に6名受講しました。また、10年経験者研修に1名、5年経験者研修に1名参加し職員の資質向上を図りました。園内研修では、昨年に引き続き「幼児期の終わるまでに育ってほしい10の姿」を重点に研修会を行い、子どもの成長のために、保育者相互が研究、意見交換し保育者の資質向上に役立つことが出来ました。
(6)自園給食と食育活動
バランスのとれた四季折々の旬の食材や郷土料理(きりたんぽ等)を味わったりするなど、給食を通して生涯にわたる心と体の健康づくりの基礎を学んでいます。また、園児達が、園庭の畑で野菜を栽培し、水やりや草取りを行うなど、収穫までの過程をとおして食と自然のつながりを実感することができ、食育活動の一助となりました。
バランスのとれた四季折々の旬の食材や郷土料理(きりたんぽ等)を味わったりするなど、給食を通して生涯にわたる心と体の健康づくりの基礎を学んでいます。また、園児達が、園庭の畑で野菜を栽培し、水やりや草取りを行うなど、収穫までの過程をとおして食と自然のつながりを実感することができ、食育活動の一助となりました。
(7)施設設備
耐用年数が経過し老朽化した築山滑り台とジャングルジムを安全確保のため廃棄し、新たに築山滑り台を880,000円でジャングルジムは525,000円で設置しました。保育室の水道蛇口と流し台の老朽化に伴い、1,848,000円で交換工事を行いました。北側非常口に防犯のため、扉に電気錠を187,000円で取り付けました。また、厨房内の西日避けに窓硝子にフイルム張りを204,600円で行いました。運動会用に設営が簡単なワイドテント2張を336,000円で購入しました。
耐用年数が経過し老朽化した築山滑り台とジャングルジムを安全確保のため廃棄し、新たに築山滑り台を880,000円でジャングルジムは525,000円で設置しました。保育室の水道蛇口と流し台の老朽化に伴い、1,848,000円で交換工事を行いました。北側非常口に防犯のため、扉に電気錠を187,000円で取り付けました。また、厨房内の西日避けに窓硝子にフイルム張りを204,600円で行いました。運動会用に設営が簡単なワイドテント2張を336,000円で購入しました。
[聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園]
(1)行事関係
本園は、保育を必要とする0歳児から2歳児までの保育を行うことを目的とし、保護者の就労のため、家庭と共に子どもを健全に育てていくことを目標に、年間行事を行っています。今年度も新型コロナウイルス感染症対策のため保護者参加は一家族から2名とし、年齢別に時間を決めて行いました。運動会は聖園短大のライネルスホールを活用し、親子一緒の競技を楽しみました。また、クリスマス会は保育園ホールで行いました。保護者は、舞台で演技を披露する子どもたちの姿に満面の笑顔と大きな拍手を送っていました。その他、七五三のお祝いは、2歳児のみ聖園幼稚園の行事に参加し、豆まき、ひな祭りは年齢別のクラス単位で行い保護者には、連絡ノートやクラスだよりでお知らせしました。特に、毎月配布される写真入りのクラスだよりは好評で、保護者の要望で途中から写真の注文を受け付けました。
本園は、保育を必要とする0歳児から2歳児までの保育を行うことを目的とし、保護者の就労のため、家庭と共に子どもを健全に育てていくことを目標に、年間行事を行っています。今年度も新型コロナウイルス感染症対策のため保護者参加は一家族から2名とし、年齢別に時間を決めて行いました。運動会は聖園短大のライネルスホールを活用し、親子一緒の競技を楽しみました。また、クリスマス会は保育園ホールで行いました。保護者は、舞台で演技を披露する子どもたちの姿に満面の笑顔と大きな拍手を送っていました。その他、七五三のお祝いは、2歳児のみ聖園幼稚園の行事に参加し、豆まき、ひな祭りは年齢別のクラス単位で行い保護者には、連絡ノートやクラスだよりでお知らせしました。特に、毎月配布される写真入りのクラスだよりは好評で、保護者の要望で途中から写真の注文を受け付けました。
(2)延長保育
保育時間の延長を希望する保護者の要望に応え、午後7時までの延長保育を実施しました。園児延人数754人の内、延長保育利用延人数は157人でした。
保育時間の延長を希望する保護者の要望に応え、午後7時までの延長保育を実施しました。園児延人数754人の内、延長保育利用延人数は157人でした。
(3)子育て支援
未就園児対象の子育て支援事業「ポッポちゃんくらぶ」を年5回予定していましたが、秋田市内におけるコロナウイルス感染者数と周囲の感染状況により、開催することを控えました。しかし、未就園児を持つ家族が園の見学を希望してきた場合は受け入れ、保育園生活の内容を紹介したり、子育てについて話し合うなど、交流の場を持つことができました。
未就園児対象の子育て支援事業「ポッポちゃんくらぶ」を年5回予定していましたが、秋田市内におけるコロナウイルス感染者数と周囲の感染状況により、開催することを控えました。しかし、未就園児を持つ家族が園の見学を希望してきた場合は受け入れ、保育園生活の内容を紹介したり、子育てについて話し合うなど、交流の場を持つことができました。
(4)職員研修
専門分野のリーダー的な役割を担う職員を育成するためのキャリアアップ研修に参加しました。保護者支援・子育て支援5名、乳児保育2名、障害児1名、幼児教育1名マネジメント3名、子どもを守る地域ネットワーク研修2名で後日、資質向上のために報告や意見交換をしながら共通理解を深めました。
専門分野のリーダー的な役割を担う職員を育成するためのキャリアアップ研修に参加しました。保護者支援・子育て支援5名、乳児保育2名、障害児1名、幼児教育1名マネジメント3名、子どもを守る地域ネットワーク研修2名で後日、資質向上のために報告や意見交換をしながら共通理解を深めました。
(5)施設設備
令和元年度の漏水事故補修工事における床の乾燥が十分でなかったことにより、1階2階の保育室の床にカビが発生し、ベニヤが脆くなっていたため補修工事を行いました。工事期間は、6月26日~11月4日迄で、工事施工業者(大林組東北支店)が全額補償しました。
令和元年度の漏水事故補修工事における床の乾燥が十分でなかったことにより、1階2階の保育室の床にカビが発生し、ベニヤが脆くなっていたため補修工事を行いました。工事期間は、6月26日~11月4日迄で、工事施工業者(大林組東北支店)が全額補償しました。
Ⅲ.財務の概要
以下に記載した財務の概要は、学校法人会計基準に基づき作成した計算書類を要約したものです。
資金収支計算書
(収入の部) | (支出の部) | (単位:千円) |
科 目 | 予 算 | 決 算 | 差 異 | 科 目 | 予 算 | 決 算 | 差 異 |
学生生徒納付金収入 | 219,294 | 219,925 | △631 | 人件費支出 | 345,682 | 344,971 | 711 |
手数料収入 | 3,864 | 3,877 | △13 | 教育研究経費支出 | 95,114 | 94,046 | 1,068 |
寄附金収入 | 1,790 | 1,724 | 66 | 管理経費支出 | 47,626 | 45,251 | 2,375 |
補助金収入 | 343,519 | 343,979 | △460 | 施設関係支出 | 11,874 | 11,874 | 0 |
資産売却収入 | 10 | 10 | 0 | 設備関係支出 | 11,082 | 10,881 | 201 |
付随・収益事業収入 | 8,187 | 8,145 | 42 | 資産運用支出 | 283,360 | 283,360 | 0 |
受取利息・配当金 | 8,131 | 8,012 | 119 | その他の支出 | 2,899 | 2,959 | △57 |
雑収入 | 9,776 | 9,785 | △9 | [予備費] | 4,810 | ——— | 4,810 |
前受金収入 | 64,037 | 64,598 | △562 | ||||
その他の収入 | 269,199 | 268,695 | 504 | ||||
資金収入調整勘定 | △85,802 | △86,008 | 206 | 資金支出調整勘定 | △9,446 | △9,445 | △1 |
前年度繰越支払資金 | 66,144 | 66,144 | ——— | 翌年度繰越支払資金 | 115,147 | 124,993 | △9,846 |
収入の部合計 | 908,149 | 908,887 | △738 | 支出の部合計 | 908,148 | 908,887 | △739 |
* 経常的な収支について
(1)収入の内、学生生徒納付金収入及び補助金収入は、法人の基幹的な収入であり大きな部分を占めています。学生生徒納付金収入は、聖園学園短期大学の入学者減少等により昨年度に比べ減少しました。補助金収入は、高等教育の就学支援新制度の施行2年目となり、適用者の増加により昨年度に比べ増加しました。
(2)資産売却収入は、昨年度聖園学園短期大学のライネルス棟建築工事の費用として売却したため、今年度は昨年度に比べ大幅に減少しました。
(3)人件費支出は、定期昇給、保育教諭・保育士の処遇改善等による増加及び退職者の増加により昨年度に比べ増加しました。
* 施設・設備関係の支出について
(4)施設関係支出は、短大では、学生駐輪場用地の整備工事、幼稚園は、築山滑り台設置工事、ジャングルジム設置工事、保育室の水道蛇口と流し台の交換工事、北側非常口扉電気錠取り付け工事などです。
(5)設備関係支出の主なものは、短大の学内無線LAN管理サーバーやアップライトピアノ等の教育研究用機器備品の購入や、図書などの購入に要した費用です。
* 財務関係の収支について
(6)その他の収入の主なものは、満期償還に伴う特定資産の買い換えや退職金財団や県補助金の前期末未収入金収入です。
(7)資産運用支出は、ほとんどが特定資産や有価証券の満期に伴う買い換えでした。新規購入は、有価証券幼稚園1件2千万円でした。
事業活動収支計算書
(単位:千円) |
科 目 | 予 算 | 決 算 | 差 異 | 科 目 | 予 算 | 決 算 | 差 異 |
(教育活動収支) | 予備費 | 4,990 | ——— | 4,990 | |||
教育活動収入計 | 586,478 | 587,435 | △957 | 基本金組入前収支差額 | △5,589 | △2,307 | △3,287 |
教育活動支出計 | 594,991 | 597,741 | △2,750 | 基本金組入額合計 | △22,956 | △21,284 | △1,672 |
教育活動収支差額 | △8,513 | 10,306 | 1,793 | 当年度収支差額 | △28,545 | △23,591 | △4,954 |
(教育活動外収支) | 前年度繰越収支差額 | △392,552 | △428,940 | 36,388 | |||
教育活動外収入計 | 8,033 | 7,916 | 117 | 基本金取崩額 | 0 | 0 | 0 |
教育活動外支出計 | 0 | 0 | 0 | 翌年度繰越収支差額 | △421,097 | △452,531 | 31,434 |
教育活動収支差額 | 8,033 | 7,916 | 117 | ||||
経常収入 | 594,511 | 595,351 | △840 | (参考) | |||
経常支出 | 594,991 | 597,741 | △2,750 | 事業活動収入計 | 594,511 | 595,545 | △1,034 |
経常収支差額 | △480 | △2,390 | 1,910 | 事業活動支出計 | 600,100 | 597,852 | 2,248 |
(特別収支) | |||||||
特別収入計 | 0 | 194 | △194 | ||||
特別支出計 | 119 | 110 | 9 | ||||
特別収支差額計 | △119 | 84 | △203 |
(1)令和3年度の事業活動収支は、事業活動収入が5億9,554万円に対し事業活動支出が5億9,785万円で、支出が231万円上回りました。基本金組入額2,128万円を差し引いた当年度事業活動収支差額は、2,359万円の支出超過となりました。
(2)主要財務比率について
項 目 | 29年度 | 30年度 | 元年度 | 2年度 | 3年度 |
人件費比率(経常収入に対する人件費の比率) | 55.1% | 54.7% | 54.2% | 55.7% | 58.2% |
教育研究経費比率(経常収入に対する教育研究経費の比率) | 20.8% | 25.6% | 23.9% | 28.1% | 29.5% |
管理経費比率(経常収入に対する管理経費の比率) | 10.1% | 11.4% | 12.1% | 12.5% | 12.7% |
経常経費依存率(学生納付金に対する事業活動支出の比率) | 197.3% | 197.7% | 207.6% | 281.6% | 271.8% |
学生納付金比率(経常収入に対する学生納付金の比率) | 43.9% | 46.4% | 43.5% | 37.8% | 36.9% |
貸借対照表
(単位:千円) |
科 目 | 本年度末 | 前年度末 | 増 減 | 科 目 | 本年度末 | 前年度末 | 増 減 |
固定資産 | 3,472,932 | 3,538,141 | △65,208 | 固定負債 | 80,845 | 79,331 | 1,514 |
有形固定資産 | 2,679,852 | 2,768,974 | △89,122 | 退職給与引当金 | 80,845 | 79,331 | 1,514 |
土地 | 503,585 | 503,585 | 0 | 流動負債 | 86,052 | 82,602 | 3,450 |
建物 | 1,877,355 | 1,958,316 | △80,961 | 未払金 | 9,445 | 1,485 | 7,960 |
構築物 | 78,952 | 84,541 | △5,589 | 前受金 | 64,599 | 68,544 | △3,945 |
教育機器備品 | 35,315 | 36,033 | △718 | 預り金 | 7,447 | 8,424 | △977 |
管理機器備品 | 4,111 | 6,408 | △2,297 | 修学旅行等預金 | 4,560 | 4,148 | 412 |
図書 | 180,533 | 179,657 | 876 | 負債の部合計 | 166,897 | 161,933 | 4,964 |
車輌 | 0 | 433 | △433 | 基本金 | 3,906,420 | 3,885,136 | 21,284 |
特定資産 | 259,350 | 259,350 | 0 | 第1号基本金 | 3,724,420 | 3,703,136 | 21,284 |
その他の固定資産 | 533,730 | 509,816 | 23,914 | 第3号基本金 | 142,000 | 142,000 | 0 |
流動資産 | 147,854 | 79,989 | 67,865 | 第4号基本金 | 40,000 | 40,000 | 0 |
現金預金 | 124,993 | 66,145 | 58,848 | 繰越収支差額 | △452,531 | △428,940 | △23,591 |
未収入金 | 17,464 | 8,850 | 8,614 | 純資産の部合計 | 3,453,889 | 3,456,196 | △2,307 |
その他 | 5,397 | 4,994 | 403 | 負債及び純資産の部合計 | 3,620,786 | 3,618,129 | 2,657 |
資産の部合計 | 3,620,786 | 3,618,129 | 2,657 |
(1)資産の部
建物等の減価償却により固定資産は減少しましたが、年度当初の支払いに充てる流動資産の増加により、合計で266万円の増加となりました。
<有形固定資産>
建物等の減価償却により、昨年度に比べ大きく減少しました。
建物等の減価償却により、昨年度に比べ大きく減少しました。
<特定資産、その他の固定資産>
特定資産は、満期償還の有価証券について同額で買い換えたことにより増減がありませんでした。その他の固定資産は、有価証券の新規購入により増加しました。
特定資産は、満期償還の有価証券について同額で買い換えたことにより増減がありませんでした。その他の固定資産は、有価証券の新規購入により増加しました。
<流動資産>
年度当初の支払いに充てるため、昨年度に比べ増加しました。
年度当初の支払いに充てるため、昨年度に比べ増加しました。
(2)負債の部
<固定負債>
退職給与引当金は、昨年度に比べ増加しました。
退職給与引当金は、昨年度に比べ増加しました。
<流動負債>
未払金は、退職金の増加により昨年度に比べ減少しました。また、前受金は、高等教育の就学支援新制度等の影響により昨年度に比べ減少しました。
未払金は、退職金の増加により昨年度に比べ減少しました。また、前受金は、高等教育の就学支援新制度等の影響により昨年度に比べ減少しました。
(3)純資産額
資産合計から負債合計を控除した純資産額は、建物等の減価償却額の増加や未払金の増加により、昨年度に比べ231万円の減少となりました。
資産合計から負債合計を控除した純資産額は、建物等の減価償却額の増加や未払金の増加により、昨年度に比べ231万円の減少となりました。
財産目録
(令和4年3月31日現在) |
Ⅰ 資産総額 3,620,786,429円 (内 基本財産 2,679,852,331円 運用財産 940,934,098円)
Ⅱ 負債総額 166,897,045円
Ⅲ 正味財産 3,453,889,384円
Ⅱ 負債総額 166,897,045円
Ⅲ 正味財産 3,453,889,384円
[1]資産額
1 基本財産 | |
土地 秋田市保戸野すわ町1075番1 他 12,093.89m2 | 503,585,193円 |
建物 校舎・管理棟等・附属幼稚園舎・附属みそのベビー保育園舎 8669.71m2 | 1,877,354,877円 |
図書 74,056冊 | 180,533,358円 |
教具・校具・備品 机・椅子・ピアノ・オルガン・パソコン 他 3,030点 | 39,426,196円 |
その他 構築物・車輌(附属聖園幼稚園) | 78,952,707円 |
2 運用財産 | |
現金・預金 | 124,992,975円 |
その他 特定資産・有価証券・貯蔵品(販売用品)・電話加入権 他 | 815,941,123円 |
資産総額 | 3,620,786,429円 |
[2]負債額
1 固定負債 | |
退職給与引当金 | 80,844,691円 |
2 流動負債 | |
未払金・前受金 その他 | 86,052,354円 |
負債総額 | 166,897,045円 |
正味財産(資産総額-負債総額) | 3,453,889,384円 |
監査報告書
令和4年5月24日
学校法人聖園学園
理事長 青木 光子 殿
理事長 青木 光子 殿
学校法人聖園学園
監事 飯野 耕太郎
監事 伊藤 朋子
監事 飯野 耕太郎
監事 伊藤 朋子
学校法人聖園学園の令和3年度(令和3年4月1日から令和4年3月31日まで)における会計制度の整備及び運用の状況並びに資金収支計算書、活動区分資金収支計算書、事業活動収支計算書及び貸借対照表並びに学校法人の教学面を含めた業務執行状況について監査したところ、適正であることを認めます。
1. 会計制度の整備及び運用は、関連する法令及び通知に従い正しくなされ、適正であると認めます。
2. 資金収支計算書及び活動区分資金収支計算書は、関連する法令及び通知に従い、当法人の収入と支出の状況を正しく示しているものと認めます。
3. 事業活動収支計算書は、関連する法令及び通知に従い、当法人の収入と支出の状況を正しく示しているものと認めます。
4. 貸借対照表は、関連する法令及び通知に従い、当法人の資産と負債の状況を正しく示しているものと認めます。
5. 学校法人の教学面を含めた業務又は財産に関し不正の行為又は法令もしくは寄附行為に違反する重大な事実はないと認めます。