学生の修学、進路選択および
心身の健康等に係る支援

修  学

○支援体制

 学生生活の支援は、厚生課・学生課・担任および各教員が主として行っている。就職や奨学金、学研災保険などの相談については、厚生課がきめ細かく対応している。その他、学生の諸問題については、学生課・担任・および各教員が受け止め、さらに学内での共通理解のために調査結果をクラス担任から主担任へ、そして学生課長、学長へという流れで全学的に解決・対応する体制となっている。

○サークル・同好会活動

 サークル・同好会活動は、学生相互の親睦と文化・体育活動の発展向上を図ることを目的としている。 指導は、短大専任教員が顧問となり行っている。活動を円滑に行うために、各学年全員が同じ時間に授業を終える曜日を設定している。
(令和7年5月現在)
1
社会福祉
東日本大震災被災地でのボランティア活動とその広報をはじめとした各種ボランティア活動をしている。
2
カトリック研究会
学長と部員が集まり、聖書の研究をしている。
3
美術
学園祭に向けて制作活動をしている。
4
演劇
学園祭での公演に向けて練習している。
5
手話
基本的な手話について学び、学園祭での発表に向けて練習をしている。
6
ユースホステル
部員との交流を深めながら、様々な体験活動をしている。
7
軽音楽
行事での発表に向けて、放課後に集まり練習をしている。
8
コーラス
学園祭での発表に向けて練習している。
9
聖園Brass
吹奏楽クラブであり、行事での発表に向けての練習、学園内での訪問演奏会を行っている。
10
バレーボール
昼休みや放課後に集まり、練習や試合を行っている。
11
バスケットボール
昼休みや放課後に集まり、練習や試合を行っている。
12
テニス
テニスコートを借りて、練習や試合を行っている。
13
卓球
放課後に集まり、練習や試合を行っている。
14
サークルKサークル
スポーツや文化活動に取り組んでいる。
15
バドミントン
放課後に集まり、練習や試合を行っている。
16
桜華
「よさこい」の練習に取り組み、聖園祭での発表を行う。
17
ダンス
ヒップホップ等の本格的な創作ダンス活動をしている。
18
幼児ダンス
幼児向けのダンスに取り組み、聖園祭での発表を行う。

○学内行事

4月
新入生歓迎会
5月
MISONOパフォーマンス
6月
み心のミサと講演
10月
聖園祭
12月
クリスマスミサ
3月
卒業生を送る会
卒業感謝のミサ
研修旅行(1年生)

 み心のミサ・クリスマスミサ・卒業感謝のミサは、建学の精神であるカトリックの幼児教育における意義を伝えるものである。
 新入生歓迎会や卒業生を送る会は、2年間という短期間での1・2年生相互の親睦を目的に、保育者をめざす仲間として意識することができる内容を学生会が企画・運営する行事である。
 学外研修では学生の創作による運動表現をクラス別対抗で行っている。1・2年生がともに企画・運営に携わることによって縦のつながりが生まれ、それぞれのクラスで横のつながりが深められる。この縦横のつながりを土台として10月下旬、短大最大のイベントである聖園祭を迎える。学生会を中心とする実行委員会が企画から予算、運営まで担当し、すべてに全教職員が協力している。
 上記以外にもマナー教室、学校周辺の清掃、子育て支援としての学生ボランティア派遣、エコ講座、避難訓練などの行事をとおして貴重な体験ができる。

○学生用談話室・ラウンジ、売店

 学生用談話室・ラウンジ、売店を設置し、学生のキャンパス・アメニティに配慮している。
 学生用厚生施設として教室棟1階に談話室、教室棟2・3階にラウンジを設置し、昼食や語らいの場として利用されている。売店では文具と軽食などを販売している。売店前には飲料の自販機も設置されている。

○アパート紹介

 宿舎が必要な学生にアパートの紹介をしている。
 学生寮は備えていない。宿舎を希望する学生には厚生課が短大周辺のアパート所在地を紹介している。学生には住環境・費用・契約内容を考慮し、保護者と相談した上で契約するよう指導している。また入学後、厚生課主催で「先輩の一人暮らし体験談と諸注意を聞く会」を開き、新入生の不安解消に努めるとともに、安全な生活の重要性を再確認し合っている。

○通学のための便宜(通学バスの運行、駐輪場、駐車場の設置等)

 通学のための便宜を次のように図っている。
 秋田市の中心地に位置し、JR秋田駅から徒歩20分とアクセスの良い場所にあり、各路線バスは停留所が短大正門前もしくは短大まで徒歩3分の所にあり、通学に大変便利である。このため通学バスの運行は行っていない。また、自転車通学の学生が多いので敷地内に専用駐輪場を設置している。本学では敷地内に幼稚園などの施設があるため、自家用車による通学は認めていない。

○奨学金

 遠隔地からの入学や経済的な事情により修学が困難な学生を支援することを目的として、本学独自の奨学金制度を導入している。この奨学金は、給付型で、日本学生支援機構等他の奨学金との併用は可能である。
 経済的事情で学費の支払いが困難な学生に対して、日本学生支援機構奨学金制度を利用して奨学金を貸与できるよう支援をしている。その他、秋田県育英会・あしなが育英会・交通遺児育英会の奨学金などの制度についても紹介している。

健  康

○学生の健康管理、メンタルケアやカウンセリングの体制

 学生の健康管理、メンタルケアやカウンセリングの体制を整えている。
 管理棟1階に保健室があり、非常勤の看護師が週5日配置されている。保健室ではその都度学生の健康相談に応えている。学生の相談内容を把握しながら必要に応じて専門医療機関への紹介、付き添いなどを行っている。看護師と教職員による保健委員会と各学年担任が連携をとりながら、健康相談の内容について協議し、適切な対応ができるように努めている。カウンセリングは、月2回予約制で、非常勤のカウンセラーが担当している。

進  路

○進路支援体制

 厚生課が中心となり、個別のニーズに合わせた支援に努めている。各学年の担任が厚生課と綿密な連絡をとりながら、学生の相談にのることで就職への不安や悩みの解消につなげている。作文指導・面接指導などは全教職員で指導している。

○進路状況

 令和4年度~令和6年度 保育科進路状況表
(令和7年5月1日現在)
4年度
5年度
6年度
a 卒業者数
102人
101人
93人
  b 就職希望者数 (b/a)
98人(96.0%)
98人(97.0%)
91人(97.8%)
    c うち学校で斡旋した就職者数 (c/b)
84人(85.7%)
84人(85.7%)
75人(82.4%)
    d うち自己開拓分の就職者数 (d/b)
14人(14.3%)
14人(14.3%)
16人(17.6%)
    e 就職未定者数 (e/b)
0人(0.0%)
0人(0.0%)
0人(0.0%)
  f 進学・留学希望者数 (専修学校入学者も含む) (f/a)
2人(2.0%)
1人(1.0%)
0人(0.0%)
  g その他 (g/a)
2人(2.0%)
2人(2.0%)
2人(2.0%)

○キャリア教育

 1年次より就職ガイダンスを行い、早い時期から就職活動を意識づけている。
2月には、就職活動報告会を開催しており、就職活動の参考にすることができている。
2年次には、キャリア教育の時間を設け、年19回の学習会を行っている。
☆目標
 自己実現のために社会人としての心構えを学び、就職活動をする。
☆計画・内容
 令和7年度
月 日
内   容
1
4月18日(金)
オリエンテーション
就職活動について(求職登録)
2
4月25日(金)
年金について
求人票の見方について
3
5月2日(金)
履歴書・受験報告書・内定届について
面接試験について
4
5月9日(金)
コミュニケーション能力向上を目的とする実技研修Ⅰ
5
5月16日(金)
コミュニケーション能力向上を目的とする実技研修Ⅱ
6
6月20日(金)
保育スキルアップ講座「観劇」
7
6月27日(金)
園長シンポジウム
8
7月2日(水)
社会人講話「将来に向けて希望の持てる秋田の創造へ」
9
7月4日(金)
保育スキルアップ講座「現場の保育研究を学ぶ」
10
7月11日(金)
県内保育関係施設合同説明会
11
9月30日(火)
「車座で語り合う秋田で働く魅力」(2・3年目の卒業生を招いて)
12
10月7日(火)
ポートフォリオについて
13
10月21日(火)
社会人力アップ講座「心療内科医による講義」Ⅰ
14
10月28日(火)
社会人力アップ講座「心療内科医による講義」Ⅱ
15
12月2日(火)
社会人力アップ講座「ビジネスマナー」
16
12月16日(火)
実践力アップ講座「保育のひきだし」
17
1月14日(水)
卒業生講話(1年目の卒業生を招いて)
18
1月20日(火)
社会人力アップ講座「社会人になるあなたへ」
19
1月27日(火)
キャリア教育まとめ
※この日に開催予定としています。

○キャリア支援室

 キャリア支援室には、求人案内や就職にかかわる講座案内、ハローワークからの情報を掲示するコーナーを設けている。また、県内外の就職先の情報ファイル、就職についての書籍などを常備しており、学生は自由に活用することができる。パソコンも設置されており、インターネットで情報を入手しながら、常備されている資料を利用できるため好評を得ている。
 キャリア支援室内に相談室が設置されており、個別相談や面接練習などに使用されている。