令和５年度 事業計画書

　令和４年度は、文部科学省が定めた認証機関である短期大学基準協会による第３巡目の認証評価が行われ、平成２８年度（第２巡目）に引き続き適格の認定を得た。７年後に実施予定の第４巡目の認証評価に向けて、評価基準の重点である本学の教育目的及び教育目標を達成するため、今まで以上に教職員それぞれが自己研修や自己評価を行う。
　本学は、キリスト教の精神に基づいて幼児教育者を育成することを目的とする短期大学であり、目的達成のため、教職員に対し継続的にキリスト教理解のための研修会を行う。教授会は、学長が招集し、本学の運営に関し重要な事項を審議する。また、職員会議は、毎月定例の会として全職員が参加し、諸連絡や教職員による研究協議を行い、教育活動や学校運営の充実を図る。
　入学者数については、１８歳人口の減少等から受験者は減少傾向にあり、令和２年度は昭和４１年（１９６６年）の開学以降初めて定員を下回った。基幹的収入である授業料等納付金の積算については、少子化による１８歳人口の減少や県内他大学の保育士養成コースの設置が大きな影響を及ぼしてくると考えられるので、新年度入学生の予想は過大にならないよう、最低入学者確保人数を１００人、秋田県離職者再就職訓練生を１人として計上することとする。
　人件費については、人事院が令和４年の勧告において、月例給については民間給与との較差が９２１円（０．２３％）を埋めるため、若年層の俸給月額を引き上げる勧告をしたことから、本学も人事院勧告に準ずることとする。期末勤勉手当については、公務支給月数４．３０月に対し民間の支給月数が４．４１月と較差があるため、０．１０月引き上げ４．４０月の勧告を行った。本学は、給与・退職金規程において人事院勧告に準拠すると規定していることから、令和５ 年度の支給月数を０．１０月引き上げて４．４０月とする。このほか、昇給制度については、引き続き５５歳を超える職員は停止する。
　本学が持っている教育資源を公開し「保育科」としての特徴を生かすとともに、短大の社会的活動としての「地域貢献」を行うため、コロナウイルス感染症対策に努めながら保育者を対象とした「公開講座」を実施する。このほか、県内保育関係施設合同説明会を実施し、県内保育関係施設と本学学生の相互理解を図り、学生の県内就職を推進する。
　１０年以上経過した本法人のホームページをリニューアルする。新しいホームページは、デザインを刷新し、受験生や園児の保護者にも分かりやすいものとするほか、携帯電話にも対応する。また、windows2012 のサポートが令和５年１０月に終了することに伴い、授業で使用しているＰＣ室のサーバーを更新する。さらに、「音楽の理論と合奏」の授業で使用している２種類のミュージックベルのうち２０年以上経過して劣化している１種類を更新する。
　令和元年５月に学校教育法及び私立学校法が改正されたことに併せて、学校法人が私立学校法等の法令を遵守するだけにとどまらず、経営方針や運営方針を自主的に点検し、経営の強化とステークホルダーに対して説明責任を果たすことが求められている。また、認証評価や私学助成の取得要件等においても、様々な留意事項が求められている。このことを踏まえ、令和３年１０月２１日開会の理事会及び評議員会において学校法人聖園学園ガバナンス・コードを可決し制定した。今後は、役員並びに全ての教職員がこの趣旨を理解し学校法人聖園学園ガバナンス・コードを遂行していく。

　教育・保育環境の充実を図るため、課外活動、特別支援教育事業、一時預かり ・延長保育事業、子育て支援事業、職員研修、自園給食と食育活動等の各種事業を実施する。

　教育・保育環境の充実を図るため、課外活動、特別支援教育事業、一時預かり ・延長保育事業、子育て支援事業、職員研修、自園給食と食育活動等の各種事業を実施する。