学校法人聖園学園 平成30年度 事業報告書
(平成30年4月1日から平成31年3月31日まで)
T.法人の概要
学校法人聖園学園は、キリストの教えに基づき、真理を求め、人を愛して生きる人生に生き甲斐を感じる人間を育成することを教育理念として、大正9年(1920年)秋田市に保育所「聖心園」を開設したことに始まり、現在、聖園学園短期大学及び幼保連携型認定こども園聖園学園短期大学附属聖園幼稚園を設置しているほか、平成28年度より新たに聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園を設置しています。本法人の母体となっているのは、神奈川県藤沢市に本部がある修道会「聖心の布教姉妹会」であって、教育事業としては、短期大学の他に高等学校、中学校、認定こども園等を、福祉事業としては、保育所や児童養護施設等を全国にわたり設置しています。
聖園学園短期大学は、昭和15年(1940年)聖園保母学園を設立したことに始まり、昭和41年(1966年)に短期大学(保育科)の設置認可を受け、保育科総定員200人の短大として発足しました。本学は、カトリックの精神に基づき真理を求め、人を愛して生きる人生観を基礎として、高度な教養と幼児教育者としての必要な知識と技能を授けることを目的としています。
1 設立年月日
昭和29年9月27日
2 設置する学校等及び入学定員、総定員、現員数
(平成30年5月1日現在)
設置学校名 |
学部・学科名 |
入学定員 |
総 定 員 |
現 員 数 |
聖園学園短期大学 |
保育科 |
100 |
200 |
251 |
幼保連携型認定こども園聖園学園短期大学附属聖園幼稚園 |
|
|
170 |
189 |
聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園 |
|
|
70 |
61 |
平成30年度聖園学園短期大学の募集人員、入学者数、卒業者数、就職者数等
募集人員 |
志願者数 |
合格者数 |
入学者数 |
卒業者数 |
就職者数 |
100 |
141 |
130 |
128 |
122 |
120 |
3 設置する学校等の所在地
〒010−0911 秋田県秋田市保戸野すわ町1−58
学校法人本部事務局、聖園学園短期大学
幼保連携型認定こども園聖園学園短期大学附属聖園幼稚園 聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園
4 教職員の概要(平成30年5月1日現在)
設置学校等名称 |
教 員 |
職 員 |
学長 |
教授 |
准教授 |
講師 |
助教 |
教諭 |
非常勤 講師 |
兼務 |
計 |
本務 |
計 |
聖園学園短期大学 |
1 |
4 |
3 |
3 |
1 |
― |
20 |
― |
32 |
8 |
8 |
聖園幼稚園 |
― |
― |
― |
― |
― |
17 |
8 |
― |
25 |
2 |
2 |
みそのベビー保育園 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
23 |
23 |
合 計 |
1 |
4 |
3 |
3 |
1 |
17 |
28 |
― |
57 |
33 |
33 |
※幼稚園:教諭の中に園長1含む 保育園:本務職員の中に園長1含む
5 役員の概要(平成31年3月31日現在)
理事定数5名 現員5名
理事長 青木 光子(宗教法人聖心の布教姉妹会総長)
理 事 橋アヤ子(聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園園長)
理 事 門戸 美智(聖園学園短期大学学長)
理 事 根布谷 豪(聖園学園短期大学事務局長)
理 事 嵯峨 利昭(学識経験者)
監事定数2名 現員2名
監 事 永山 誠(カトリック秋田教会主任司祭)
監 事 横山 史子(宗教法人聖心の布教姉妹会総会計)
6 評議員の概要(平成31年3月31日現在)
評議員定数11名 現員11名
青木 光子 江成 道代 春日井和子 門戸 美智 永井 博敏 根布谷 豪
橋アヤ子 安田 敦子 嵯峨 利昭 鎌田 芳一 近藤 弘子
U.事業の概要
1 今年度の事業の概要
秋田県は、少子高齢化に伴い人口の減少が顕著であり18歳人口の減少が進んでいます。さらに、平成19年度と20年度において県内他大学に保育士養成コースが設置されたことなど、本法人を取り巻く環境は厳しさを増しています。
こうした情勢のもとで、教育研究環境の充実向上及び施設設備の充実を図って行くためには、何よりも財政基盤の安定が重要であるとの認識のもとに、例年と同様収支の不均衡が生じないよう財政の健全化に努めることを基本方針に事業計画を策定しています。
聖園学園短期大学においては、短大の持っている教育資源を活用する社会貢献活動として、秋田県と連携して、保育士等の専門性の向上を図ることを目的とする公開講座を実施しました。学内行事としては、「いのちの大切さ」についての講演会、キリスト教行事である「み心のミサ」、「クリスマスミサ」、「卒業感謝のミサ」のほか学外研修、学園祭、アンサンブルフェスティバルなどを実施しました。そのほか、保育者としての意識の向上やスキルを習得するための初年次・キャリア教育や実習受け入れ先の指導者との実習懇談会を実施しました。
聖園幼稚園においては、教育・保育環境の充実を図るため、課外活動、特別支援教育事業、一時預かり・延長保育事業、子育て支援事業、職員研修、自園給食と食育活動等の各種事業を実施しました。施設設備関係では、園舎の外壁と屋上のフェンスの腐食のための改修工事や玄関の正面に外時計設置工事、ガスメーター小屋新設工事等を実施しました。
みそのベビー保育園においては、家庭と共に子どもを健全に育てていくことを目標に、運動会、クリスマス会、誕生会、野菜作り、園外保育、豆まき、ひな祭り、延長保育事業、子育て支援事業、地域交流事業、職員研修等の事業を実施しました。また、よりよい保育環境を創造するため、2階テラス床設置工事や防水工事を実施しました。
2 今年度の主な事業の目的・計画及び進捗状況
[聖園学園短期大学]
(1)公開講座等の開催
短大の持っている教育資源を活用する社会貢献活動として、秋田県と連携して、保育士等の専門性の向上を図ることを目的とする公開講座を実施しました。処遇にも反映するキャリアアップ対象講座として「保護者支援・子育て支援講座」を2日、「幼児教育講座」を2日、そのほか「保育実践講座」を2日開講し、延べ581人の保育者が受講しました。また、コンソーシアムあきたの主催する「高大連携授業」に本学教員5名が講師として「楽しく学べる保育入門」の講義を行い、多数の高校生が参加しました。
(2)学内行事等の実施
6月に「小さな命を守る会」会長の辻岡健象牧師による人を大切にするということを学生に理解してもらうための「いのちの大切さについて」の講演を実施しました。また、キリスト教行事であるミサについては、6月には「み心のミサ」、12月には「クリスマスミサ」、3月には「卒業感謝のミサ」を実施しました。そのほか、運動競技・パフォーマンスを中心とした学外研修、保育士養成校の特性を活かした保育・子育て支援などのボランティア活動、聖園祭、アンサンブルフェスティバルなどの学生を中心とした行事を実施しました。
(3)初年次・キャリア教育等の実施
初年次教育については、新入生の基礎的学力と基礎的学習スキルを確実に身につけさせ、短大生活のスタートをスムーズに行えるようにするため、平成22年度から実施しています。今年度も、外部講師によるコミュニケーション力向上を目的としたPA研修を実施しました。このほか、ポートフォリオ、レポートの書き方、児童福祉施設等の見学、観劇、卒業生による講演会等の活動を実施しました。
キャリア教育については、保育者としての意識の向上につながるスキルを習得するため、2年生を対象に外部講師による職業講座を開催したほか、就職ガイダンスとして1年生を対象に2年生の就職活動体験発表会を行いました。そのほか、県の私立大学等即戦力人材育成支援事業を活用し、6月に県内保育関係施設合同説明会を開催しました。
また、毎年、卒業後のケアの一環として、前年度に卒業した学生を対象に「卒業生の集い」を開催しており、本学教員による講話、情報の交換等を通じて職業人としての意識の向上に繋がっています。今年度は7月に開催し、61名の参加がありました。さらに、保育者としての意識・意欲の向上やスキルアップを図ることを目的として、「保育スキルアップ講座」を11月に開催し、50名の参加がありました。
(4)実習懇談会の実施
教育実習・保育実習・施設実習は、短大で学んだ知識や技能を保育者の指導の下、現場で体験する実習として極めて重要であるため、実習受け入れ先の指導担当者と本学職員が学生の実習状況について毎年懇談会を実施しています。今年度は、県南地区の開催で11月に横手市で実施しました。
(5)秋田県補助事業「私立大学等即戦力人材育成支援事業」
県内産業の即戦力となる専門人材を育成するとともに、優れた人材の県内定着を図るため、県内私立大学等が実施する企業ニーズを踏まえた実践的な教育活動や、県内就職促進のための取組等を支援する秋田県の補助事業「私立大学等即戦力人材育成支援事業」に、本学から「保育科学生の即戦力育成プロジェクト」、「県内就職プロジェクト「秋田で働く」」、「地域理解や交流活動を主としたふるさと教育」、「保育・幼児教育の視点から人口減少対策研究−「保育立県秋田」を目指して」の4事業が採択され、総事業費は621万円、補助金は553万円でした。
(6)施設・設備関係
教育環境の充実のため、学内ランシステム1式、教育実習室用書庫1台、アップライトピアノ1台、大会議室用机12台、椅子32脚、第2会議室用机2台、パソコン室用机4台、パソコン8台、応接室用机3台、椅子8台などを808万円で購入しました。
(7)図書館の運営
図書購入費については、予算額250万円(内研究図書費96万円)を計上し、図書940冊、視聴覚資料等81点を購入しております。寄贈図書54冊、寄贈視聴覚資料等1点と合わせ年度末図書財産は、1億7,697万円となりました。
[幼保連携型認定こども園聖園学園短期大学附属聖園幼稚園]
(1)課外活動
5歳児を対象に聖園短大の英語教師による英語教室を8回行いました。歌や音楽リズムにあわせての身体活動をとおして楽しみながら英語に触れることができました。運動する楽しさを身につけ、運動能力の向上と身体的発達を目的に4歳児と5歳児を対象に今年度も体育教室を各学年8回行いました。体育教室の運動あそび等を経験し豊かな育ちに役立っています。
(2)特別支援教育
心身に障害などあり、特別な支援を必要とする子どもは、4名在園していました。担任と専任の教育補助員が関わり、一人一人の成長のために取り組みました。今年度より、股関節に障害のある子どもが入園したため、車いすのための段差の緩和やその子どもに合わせた排泄コーナーを設置するなど園で快適に過ごせるための施設整備を図りました。
(3)一時預かり保育・延長保育
保護者の多様な生活にともない年々預かり保育を利用する子どもが増えてきており、今年度一時預かり保育の利用者は、平日の年間延べ人数4、646人、長期休業日の延べ人数982人、土曜日延べ人数74人、在園児外は33人でした。また、午後7時までの延長保育は延べ263人でした。
(4)子育て支援
未就園の子どもとその保護者を対象に、親子の集いの場として「ぽっぽちゃんくらぶ」を年8回開催しました。参加者は、118人でした。同年齢の子どもと遊ぶ喜びを味わったり、保護者同士の子育ての悩みなどを話しあったりして交流することができました。また、在園児と一緒の運動会への参加なども行い、今後の入園への期待につながる活動となりました。
(5)職員研修
専門分野に関してリーダー的な役割を担う職員の育成を図る目的とした、キャリアアップ研修に11人の職員がそれぞれ各分野の研修を受講しました。また、新規採用者研修(年7回)に2名と中堅教諭等資質向上研修(年7回)に1名が参加し、職員の資質向上を図りました。
(6)自園給食と食育活動
自園の給食も順調に行われております。旬の食材を使った献立を食べたりや季節の行事食を味わったりするなど給食を通して子どもたちの心と体の健全な育成に役だっています。また、年長児が野菜の栽培を行い、収穫までの過程を体験することができ、食べ物を作る大変さや食べ物への感謝の気持ちを持つことができ食育に役立ちました。
(7)施設設備
園舎の外壁と屋上のフェンスの腐食のための改修工事を行いました。工事費は、3,934万円でした。また、玄関の正面に、北都銀行からの寄付金20万円を活用して総額47万円の時計を設置しました。外壁が明るくなり時計が設置され、園舎の外観がとてもよくなりました。ガスメーター小屋が老朽したため解体し、70万円で新設工事を行いました。保護者会からの卒園寄付により空気清浄機2台を29万円で設置しました。
[聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園]
(1)行事関係
保護者の就労のために、家庭と共に子どもを健全に育てていくことを目標に、次の年間行事を行いました。保護者参加は、運動会、クリスマス会のみとし、家族で楽しめるプログラムを企画して土曜日の午前中に実施しました。また、毎月行われる誕生会のほか、野菜作り、園外保育、豆まき、ひな祭りは、年齢別のクラス単位で行い、保護者には連絡ノートやクラスだよりでお知らせしました。特に、毎月配布される写真入りのクラスだよりは好評でした。
(2)延長保育
保育時間の延長を希望する保護者の要望に応え、午後7時までの延長保育を実施しました。
(3)子育て支援
0歳から2歳までの未就園児対象の「ぽっぽちゃんくらぶ」を年4回実施しました。ほとんどが0歳児とその母親で、一緒に0歳児の保育室で遊んでもらいながら、保育園での離乳食、完了食、睡眠についての情報提供を行いました。
(4)地域交流
「地域の学校教育活動」に協力する目的で、中学校2校から2年生5名の職場体験学習を2日間受け入れました。また、秋田県立視覚支援学校教員1名、他園の保育士1名を保育実習生として受け入れました。
(5)職員研修
カトリック保育協会全国理事長・施設長研修会が東京都で開催され、キャリアアップを図るため、職員3名参加しました。
(6)施設設備
よりよい保育環境を創造するため、2階テラス床設置工事や防水工事を次のとおり実施しました。
2階テラス床設置工事
工 期 平成30年6月25日着工、平成30年7月31日竣工
総工費 248万円
2階防水工事
工 期 平成30年6月11日着工、平成30年7月6日竣工
総工費 119万円
V.財務の概要
以下に記載した財務の概要は、学校法人会計基準に基づき作成した計算書類を要約したものです。
資金収支計算書
科 目 |
予 算 |
決 算 |
差 異 |
科 目 |
予 算 |
決 算 |
差 異 |
学生生徒納付金収入 |
303,532 |
303,699 |
△167 |
人件費支出 |
359,230 |
358,180 |
1,050 |
手数料収入 |
5,088 |
4,970 |
118 |
教育研究経費支出 |
114,345 |
113,289 |
1,056 |
寄附金収入 |
1,912 |
1,840 |
72 |
管理経費支出 |
47,919 |
46,970 |
949 |
補助金収入 |
284,049 |
283,161 |
888 |
施設関係支出 |
3,326 |
3,326 |
0 |
資産売却収入 |
702,761 |
702,761 |
△1 |
設備関係支出 |
11,455 |
10,995 |
460 |
付随・収益事業収入 |
12,917 |
13,123 |
△206 |
資産運用支出 |
854,998 |
854,998 |
0 |
受取利息・配当金 |
11,886 |
13,842 |
△1,956 |
その他の支出 |
46,277 |
46,968 |
△691 |
雑収入 |
32,292 |
32,240 |
52 |
[予備費] |
6,000 |
——— |
6,000 |
前受金収入 |
85,786 |
86,066 |
△280 |
|
|
|
|
その他の収入 |
83,655 |
84,986 |
△1,331 |
|
|
|
|
資金収入調整勘定 |
△131,068 |
△131,605 |
537 |
資金支出調整勘定 |
△33,800 |
△33,689 |
△111 |
前年度繰越支払資金 |
176,480 |
176,482 |
——— |
翌年度繰越支払資金 |
159,540 |
170,529 |
△10,989 |
収入の部合計 |
1,569,290 |
1,571,565 |
△2,275 |
支出の部合計 |
1,569,290 |
1,571,565 |
△2,275 |
* 経常的な収支について
(1)収入の内、学生生徒納付金収入及び補助金収入は、法人の基幹的な収入であり大きな部分を占めています。
(2)人件費支出は、給与改定、定期昇給、保育教諭・保育士の処遇改善等による増加はありましたが、退職金の減少により昨年度に比べ減少しました。
(3)資産売却収入及び資産運用支出は、国庫債券の売却及び新規購入により昨年度に比べ増加しました。
* 施設・設備関係の支出について
(4)施設関係支出の主なものは、聖園幼稚園の園舎外壁と屋上のフェンスの腐食のための改修工事及びみそのベビー保育園の2階テラス床設置工事や防水工事に要した費用です。
(5)設備関係支出の主なものは、短大では学内ランシステム1式、教育実習室用書庫1台、アップライトピアノ1台、大会議室用机12台、椅子32脚、第2会議室用机2台、パソコン室用机4台、パソコン8台、応接室用机3台、椅子8台など幼稚園では外時計、保育園ではリトルプールや砂場テントなどの購入に要した費用です。
* 財務関係の収支について
(6)その他の収入の主なものは、施設引当特定資産からの取り崩し収入3,000万円、退職金財団や県補助金の前期末未収入金収入が4,685万円です。
(7)資産運用支出は、総額8億5,500万円のうち満期償還や売却に伴う買い換え分の支出が7億276万円で、新規の支出が1億5,224万円です。
事業活動収支計算書
科 目 |
予 算 |
決 算 |
差 異 |
科 目 |
予 算 |
決 算 |
差 異 |
(教育活動収支) |
|
|
|
予備費 |
6,000 |
——— |
6,000 |
教育活動収入計 |
638,815 |
640,441 |
△1,626 |
基本金組入前収支差額 |
48,983 |
61,527 |
△12,544 |
教育活動支出計 |
603,370 |
600,342 |
3,028 |
基本金組入額合計 |
△12,157 |
△3,717 |
△8,440 |
教育活動収支差額 |
35,445 |
40,099 |
△4,654 |
当年度収支差額 |
36,826 |
57,810 |
20,984 |
(教育活動外収支) |
|
|
|
前年度繰越収支差額 |
12,215 |
12,215 |
0 |
教育活動外収入計 |
11,886 |
13,771 |
△1,885 |
基本金取崩額 |
0 |
0 |
0 |
教育活動支出計 |
0 |
0 |
0 |
翌年度繰越収支差額 |
49,041 |
70,024 |
△20,983 |
教育活動収支差額 |
11,886 |
13,771 |
△1,885 |
|
|
|
|
経常収入 |
650,701 |
654,212 |
△3,511 |
(参考) |
|
|
|
経常支出 |
603,370 |
600,342 |
3,028 |
事業活動収入計 |
658,537 |
662,046 |
△3,509 |
経常収支差額 |
47,331 |
53,870 |
△6,539 |
事業活動支出計 |
609,554 |
600,519 |
9,035 |
(特別収支) |
|
|
|
|
|
|
|
特別収入計 |
7,836 |
7,835 |
1 |
|
|
|
|
特別支出計 |
184 |
177 |
7 |
|
|
|
|
特別収支差額計 |
7,652 |
7,658 |
△6 |
|
|
|
|
(1)平成30年度の事業活動収支は、事業活動収入が6億6,205万円に対し事業活動支出が6億52万円で、収入が6,153万円上回りました。基本金組入額372万円を差し引いた当年度事業活動収支差額は、5,781万円の収入超過となりました。
(2)主要財務比率について
項 目 |
26年度 |
27年度 |
28年度 |
29年度 |
30年度 |
納付金比率(経常収入に対する学生納付金の比率) |
41.5% |
46.3% |
46.5% |
43.9% |
46.4% |
補助金比率(事業活動収入に対する補助金の比率) |
23.9% |
30.0% |
30.5% |
45.3% |
42.8% |
人件費比率(人件費比率(経常収入に対する人件費の比率) |
42.7% |
49.0% |
48.6% |
55.1% |
54.7% |
教育研究経費比率(経常収入に対する教育研究経費の比率) |
14.5% |
19.1% |
19.6% |
20.8% |
17.3% |
※平成27年度から学校法人会計基準改正後の財務比率に変更
貸借対照表
科 目 |
本年度末 |
前年度末 |
増 減 |
科 目 |
本年度末 |
前年度末 |
増 減 |
固定資産 |
3,097,228 |
3,036,691 |
60,537 |
固定負債 |
79,443 |
81,184 |
△1,741 |
有形固定資産 |
1,928,270 |
1,996,074 |
△67,804 |
退職給与引当金 |
79,443 |
81,184 |
△1,741 |
土地 |
474,476 |
474,476 |
0 |
流動負債 |
127,746 |
145,894 |
△18,148 |
建物 |
1,167,154 |
1,219,001 |
△51,847 |
未払金 |
33,689 |
39,470 |
△5,781 |
構築物 |
56,164 |
64,963 |
△8,799 |
前受金 |
86,066 |
90,935 |
△4,869 |
機器備品 |
50,990 |
59,075 |
△8,085 |
その他 |
7,991 |
15,489 |
△7,498 |
図書 |
176,973 |
175,008 |
1,965 |
負債の部合計 |
207,189 |
227,078 |
△19,889 |
車輌 |
2,512 |
3,551 |
△1,039 |
基本金 |
3,034,159 |
3,030,442 |
3,717 |
特定資産 |
462,149 |
493,549 |
△31,400 |
第1号基本金 |
2,861,159 |
2,857,442 |
3,717 |
その他の固定資産 |
706,809 |
547,068 |
159,741 |
第3号基本金 |
142,000 |
142,000 |
0 |
流動資産 |
214,145 |
233,044 |
△18,899 |
第4号基本金 |
31,000 |
31,000 |
0 |
現金預金 |
170,529 |
176,482 |
△5,953 |
繰越収支差額 |
70,024 |
12,214 |
57,810 |
未収入金 |
40,670 |
46,850 |
△6,180 |
純資産の部合計 |
3,104,183 |
3,042,656 |
61,527 |
その他 |
2,946 |
9,712 |
△6,766 |
負債及び純資産の
部合計 |
3,311,373 |
3,269,735 |
41,638 |
資産の部合計 |
3,311,373 |
3,269,735 |
41,638 |
(1)資産の部
固定資産が増加したこと等により、合計で4,164万円増加となりました。
<有形固定資産>
建物、構築物、機器備品の減価償却により、合計では減少となりました。
<その他の固定資産>
増加の主な理由は、有価証券の増額によるものです。
<流動資産>
現金預金は、次年度の支払い見込みにより、昨年度に比べ減少しました。
(2)負債の部
<固定負債>
退職給与引当金は、退職等により、昨年度に比べ減少しました。
<流動負債>
流動負債のうち、未払金の主なものは退職金で、その他は預り金です。
(3)純資産額
有価証券の増額等による固定資産の増加により、資産合計から負債合計を控除した純資産額は31億418万円で、昨年度に比べ6,153万円の増加となりました。
財産目録
T 資産総額 3,311,372,876円 (内 基本財産 1,928,269,680円 運用財産 1,383,103,196円)
U 負債総額 227,078,359円
V 正味財産 3,084,294,517円
[1]資産額
1 基本財産 |
土地 秋田市保戸野すわ町1075番1 他 11,519.28m2 |
474,475,993円 |
建物 校舎・管理棟等・附属幼稚園舎・附属みそのベビー保育園舎 8,463.44m2 |
1,167,154,152円 |
図書 72,409冊 |
176,973,425円 |
教具・校具・備品 机・椅子・ピアノ・オルガン・パソコン 他 2,998点 |
50,989,886円 |
その他 構築物・車輌(附属聖園幼稚園) |
58,676,224円 |
2 運用財産 |
現金・預金 |
170,529,007円 |
その他 特定資産・有価証券・貯蔵品(販売用品)・電話加入権 他 |
1,212,574,189円 |
資産総額 |
3,311,372,876円 |
[2]負債額
1 固定負債 |
退職給与引当金 |
79,442,767円 |
2 流動負債 |
未払金・前受金 その他 |
127,746,716円 |
負債総額 |
207,189,483円 |
[3]借受財産
土地 附属聖園幼稚園車庫 189.15m2 (社会福祉法人みそのから無償借用) |
|
正味財産(資産総額−負債総額) |
3,104,183,393円 |
監査報告書
令和元年5月20日
学校法人聖園学園
理事長 青木 光子 殿
学校法人聖園学園
監事 永山 誠 (印)
監事 横山 史子 (印)
学校法人聖園学園の平成30年度(平成30年4月1日から平成31年3月31日まで)における会計制度の整備及び運用の状況並びに資金収支計算書、活動区分資金収支計算書、事業活動収支計算書及び貸借対照表並びに学校法人の教学面を含めた業務執行状況について監査したところ、適正であることを認めます。
1 会計制度の整備及び運用は、関連する法令及び通知に従い正しくなされ、適正であると認めます。
2 資金収支計算書及び活動区分資金収支計算書は、関連する法令及び通知に従い、当法人の収入と支出の状況を正しく示しているものと認めます。
3 事業活動収支計算書は、関連する法令及び通知に従い、当法人の収入と支出の状況を正しく示しているものと認めます。
4 貸借対照表は、関連する法令及び通知に従い、当法人の資産と負債の状況を正しく示しているものと認めます。
5 学校法人の教学面を含めた業務又は財産に関し不正の行為又は法令もしくは寄附行為に違反する重大な事実はないと認めます。
|