学校法人聖園学園 平成26年度事業報告書
(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで)
T.法人の概要
学校法人聖園学園は、キリストの教えに基づき、真理を求め、人を愛して生きる人生に生き甲斐を感じる人を育成することを教育理念として、大正9年(1920年)秋田市に保育所「聖心園」を開設したことに始まりました。現在、聖園学園短期大学及び附属聖園幼稚園を設置しているほか、平成26年度より社会福祉法人みそのから聖園ベビー保育園を譲り受け、新たに聖園幼稚園と一体の幼保連携型認定こども園を設置いたしました。本法人の母体となっているのは、神奈川県藤沢市に本部がある邦人修道女会「聖心の布教姉妹会」であって、教育事業としては、短期大学の他に高等学校、中学校、幼稚園を、福祉事業としては、保育所や児童養護施設等を全国にわたり設置しています。
聖園学園短期大学は、昭和15年聖園保母学園を設立したことに始まり、昭和41年に短期大学(保育科)の設置認可を受け、保育科総定員200人の短大として発足しました。本学は、キリスト教の精神に基づき、幼児教育者としての正しい人生観と高度な教養及び必要な知識と技術を習得させることを教育の目的としています。
1 設立年月日
昭和29年9月27日
2 設置する学校及び入学定員数・学生、園児数
(平成26年5月1日現在)
設置学校名 |
学部・学科名 |
入学定員 |
総 定 員 |
現 員 数 |
聖園学園短期大学 |
保育科 |
100 |
200 |
248 |
聖園学園短期大学附属聖園幼稚園 |
|
|
160 |
157 |
聖園学園短期大学附属聖園ベビー保育園 |
|
|
60 |
51 |
平成26年度聖園学園短期大学の志願者数、入学者数、卒業者、就職者数等
募集人員 |
志願者数 |
合格者数 |
入学者数 |
卒業者数 |
就職者数 |
100 |
142 |
129 |
121 |
125 |
123 |
3 設置する学校等の所在地
〒010−0911 秋田県秋田市保戸野すわ町1−58
学校法人本部事務局、 聖園学園短期大学、聖園学園短期大学附属聖園幼稚園、 聖園学園短期大学附属聖園ベビー保育園
4 教職員の概要(平成26年5月1日現在)
設置学校等名称 |
教 員 |
職 員 |
学長 |
教授 |
准教授 |
講師 |
助教 |
教諭 |
非常勤 講師 |
兼務 |
計 |
本務 |
計 |
聖園学園短期大学 |
1 |
3 |
2 |
5 |
1 |
― |
20 |
― |
32 |
10 |
10 |
附属聖園幼稚園 |
― |
― |
― |
― |
― |
13 |
2 |
― |
15 |
1 |
1 |
附属ベビー保育園 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
19 |
19 |
合 計 |
1 |
3 |
2 |
5 |
1 |
13 |
22 |
― |
47 |
30 |
30 |
※幼稚園:教諭の中に園長1含む 保育園:本務職員の中に園長1含む
5 役員の概要(平成27年3月31日現在)
・定員:理事5名
理事長 青木 光子(聖園学園短期大学学長)
理 事 後藤 澄子(宗教法人聖心の布教姉妹会総長)
理 事 小野 富久子(聖園学園短期大学附属聖園幼稚園園長)
理 事 橋 アヤ子(聖園学園短期大学附属聖園ベビー保育園園長)
理 事 嵯峨 利昭(聖園学園短期大学前事務局長)
・定員:監事2名
監 事 西村 喜子(聖園女学院中学校・高等学校事務長)
監 事 佐々木仲子(宗教法人聖心の布教姉妹会総会計)
6 評議員の概要(平成27年3月31日現在)
・定員:11名 現員数11名
後藤 澄子 小野富久子 山田 友子 青木 光子 小林 建一 根布谷 豪
橋アヤ子 安藤 節子 嵯峨 利昭 鎌田 芳一 澤 峯子
U.事業の概要
1 今年度の事業の概要
秋田県は、少子高齢化に伴い人口の減少が顕著であり18歳人口の減少が進んでいます。さらに、県内他大学に保育士養成コースが設置されていることなど、本法人を取り巻く環境は厳しさを増しています。
こうした情勢のもとで、教育研究条件の充実向上及び施設設備の充実を図って行くためには、何よりも財政基盤の安定が重要であるとの認識のもとに、例年と同様収支の不均衡が生じないよう財政の健全化に努めることを基本方針に事業計画を策定しています。
聖園学園短期大学においては、「み心のミサ」、「クリスマスのミサ」、「卒業感謝のミサ」、「いのちの大切さについて」の講演会、保育実践に役立つ講義を中心とした「公開講座」、卒業後のケアの一環として前年度卒業生を対象とした「卒業生のつどい」やキャリア教育の一環として外部講師による「職業講座」等の諸事業を実施しました。また、新入生の基礎的学力と基礎的学習スキルを確実に身につけさせ、短大生活のスタートをスムーズに行えるようにするための初年次教育を実施しました。設備関係では、教育環境の充実のため、教育研究用の機器備品や管理部門の機器備品等の充実に努めました。また、秋田県の補助事業「私大・短大魅力アップ支援事業」では、本学から「保育科学生の実践力を高めるための学習環境整備と授業改善」、「図書館基本整備プロジェクト」、「我が保育科短大に対する児童・生徒の興味関心を高めるための取組」の3事業が採択されました。
聖園幼稚園と聖園ベビー保育園は、就学前の子どもに関する教育、保育の総合的な提供に関する法律に規定する施設として、平成26年度から、一体の幼保連携型認定こども園に認定されました。このことに伴い、聖園ベビー保育園を学校法人聖園学園が社会福祉法人みそのから譲り受けました。また、幼稚園の食育教育を推進するため、平成27年度より自園給食を実施することとして厨房改修工事を行ったほか、課外教室、特別支援事業、子育て支援事業等の各種行事を実施しました。
施設関係では、本法人が社会福祉法人みそのから借用している土地3,642uを、1億8,028万円で購入したほか、建物や構築物の整備を行い、教育環境の充実を図りました。
2 今年度の主な事業の目的・計画及び進捗状況
[聖園学園短期大学]
(1)公開講座等の開催
短大の持っている教育資源を広く地域社会に解放するための社会貢献活動として、4月に東京大学・青山学院大学名誉教授佐伯胖氏を講師に迎え、保育実践に役立つ講演を中心に「公開講座」開催し、本学の教職員や学生のほか保育関係者を中心に外部からも多数の参加者があり盛会でした。また、コンソーシアムあきたの主催する「高大連携授業」に本学教官5名が講師として「楽しく学べる保育入門」の講義を行い、多数の高校生が参加し好評でした。
(2)学内行事等の実施
南山高等学校・中学校の校長西経一神父による「み心のミサ」とイエスのみ心の愛についての講演、「小さな命を守る会」会長の辻岡健象牧師による人を大切にするということを学生に理解してもらうための「いのちの大切さについて」の講演、秋田カトリック教会司祭による「クリスマスのミサ」、カトリック新潟教区菊地功司教による「卒業感謝のミサ」を実施しました。その他、運動競技・パフォーマンスを中心とした学外研修、保育士養成校の特性を活かした保育・子育て支援などのボランティア活動、聖園祭、アンサンブルフェスティバルなどの学生を中心とした行事を実施しました。
(3)初年次教育の実施
新入生の基礎的学力と基礎的学習スキルを確実に身につけさせ、短大生活のスタートをスムーズに行えるようにするための初年次教育を平成22年度から実施しています。今年度は、外部講師によるコミュニケーション力向上を目的としたPA研修を実施しました。このほか、図書館の利用法、ポートフォリオ、レポートの書き方、児童福祉施設等の見学、観劇、卒業生による講演会の活動を実施しました。
(4)「卒業生の集い」とキャリア教育の実施
毎年、卒業後のケアの一環として、前年度に卒業した学生を対象に「卒業生の集い」を開催しており、保育に関する講座、情報の交換等を通じて職業人としての意識の向上につながっています。今年度は7月に開催し、約60名の参加がありました。また、キャリア教育の一環として、保育者としての意識の向上につながるスキルを習得するため、2年生を対象に外部講師による職業講座を開催したほか、就職ガイダンスとして1年生を対象に2年生の就職活動体験発表会を行いました。そのほか、県のキャリアデザイン形成支援事業を活用し、新沢としひこ氏を招いて保育セミナーを開催しました。
(5)実習懇談会の実施
教育実習・保育実習・施設実習は、幼稚園・保育所などの役割を体験を通して学びながら教育や保育の本質を理解するための実習として、極めて重要であるため、実習受け入れ先の指導担当者と本学職員が学生の実習状況について毎年懇談会を実施しています。今年度は、中央地区の開催で11月に本学を会場に実施しました。
(6)秋田県補助事業「私大・短大魅力アップ支援事業」
私大・短大の魅力アップに繋がる取り組みを支援する秋田県の補助事業「私大・短大魅力アップ支援事業」に、本学から「保育科学生の実践力を高めるための学習環境整備と授業改善」、「図書館基本整備プロジェクト」、「我が保育科短大に対する児童・生徒の興味関心を高めるための取組」の3事業が採択され、総事業費は1,281万円でした。
(7)施設関係
借用地3,312uを、1億6,390万円で社会福祉法人みそのから購入したほか、建物や構築物の整備に280万円を支出し、教育環境の充実を図りました。
(8)設備関係
教育環境の充実のため、秋田県の補助事業である「私大・短大魅力アップ支援事業」なども利用し、授業用パソコン36台、授業用サーバー1式、教職員用パソコン12台、ビブラフォン1台、シフォン1台、小児実習モデル人形2体、スポットライト2台、コピー機1台などを777万円で購入しました。
(9)図書館の運営
図書購入費については、予算額262万円(内研究図書費96万円)を計上し、図書1,164冊、視聴覚資料等117点を購入しております。寄贈図書102冊、寄贈視聴覚資料等11点と合わせ年度末図書財産は、1億6,818万円となりました。また、昨年度に引き続き今年度も秋田県の支援を受けて図書館所蔵資料のデータベース化に取り組みました。
[附属聖園幼稚園]
(1)幼保連携型認定こども園制度
就学前の子どもに関する教育、保育の総合的な提供に関する法律の規定する施設として、平成26年度から聖園ベビー保育園と一体の幼保連携型認定こども園に認定されました。
(2)施設設備関係
食育教育を推進するため、平成27年度より自園給食を実施することとし、平成26年12月から厨房改修工事に着手し、平成27年3月に終了しました。総工事費は、2,493万円でした。調理業務については業者委託とし、プロポーザル方式による選考の結果、秋田パークホテルと契約しました。このほか、借用地330uを、1,632万円で社会福祉法人みそのから購入しました。
(3)課外教室
園児の運動能力増強をねらいとして行っていた年中・年少の体育教室は、昨年度に引き続き実施しました。さらに、社会のニーズと保護者の要望に応え、外国人教師による英語教室を、5月から新たに月2回の予定で実施しました。
(4)特別支援
障害などで特別な支援を必要とする子どもは、3名の在籍でした。この子どもにはクラス担任の他に教育補助員が関わり、子どものよりよい成長のために取り組みました。
(5)預かり保育
両親とも就労する家庭の増加や隣接するベビー保育園からの入園者の増加により、預かり保育の利用者も年々増えており、朝7時30分からの早朝預かり保育は延べ5,157人、午後6時30分までの預かり保育は延べ11,237人、土曜日等の休業日は延べ1,298人、夏季休業日は延べ1,266人の利用がありました。
(6)子育て支援
未就園児の親子を支援するため、年8回の園解放を行いました。毎回40組位の親子が来園し好評でした。
(7)職員研修
10月に東北地区私立幼稚園教員研修大会が開催され、本園での公開保育には140名余の参加者を迎え、教育・保育参観を行いました。当日午後の研修会には、参観者から公開保育についての質疑応答があり、評価・助言等今後の教育・保育について有意義な研修が行われました。
[附属聖園ベビー保育園]
(1)幼保連携型認定こども園制度及び設置者変更
就学前の子どもに関する教育、保育の総合的な提供に関する法律の規定する施設として、平成26年度から聖園幼稚園と一体の幼保連携型認定こども園に認定されました。このことに伴い、設置者を社会福祉法人みそのから学校法人聖園学園に変更しました。
(2)行事関係
保護者の就労のために、0歳児〜2歳児までの保育をしている本園は、家庭と共に子どもを健全に育てていくことを目標に、次の年間行事を行っています。保護者参加は、運動会、クリスマス会のみとし、家族で楽しめるプログラムを企画して土曜日の午前中に実施しました。また、毎月行われる誕生会のほか、2歳児の園外保育、豆まき、ひな祭りは、年齢別のクラス単位で行い保護者には、連絡ノートで知らせ、家庭との連携をとりまし。
(3)延長保育
朝7時30分から18時30分までの保育時間を30分延ばし、19時までの延長保育を実施しました。年間在園児延べ12,364人中、利用者は延べ425人でした。
(4)子育て支援
未満児の未就園児を対象に「ぽっぽちゃんくらぶ」を年に5回行いました。秋田市の広報誌に掲載した内容を見て応募した保護者同士が、子どもを遊ばせながらの情報交換や、保育士は離乳食についての情報提供など、和やかな雰囲気ですすめられました。
V.財務の概要
以下に記載した財務の概要は、学校法人会計基準に基づき作成した計算書類を要約したものです。
資金収支計算書
科 目 |
予 算 |
決 算 |
差 異 |
科 目 |
予 算 |
決 算 |
差 異 |
学生生徒納付金収入 |
276,221 |
276,221 |
0 |
人件費支出 |
284,932 |
284,470 |
462 |
手数料収入 |
4,955 |
4,981 |
△26 |
教育研究経費支出 |
46,617 |
45,447 |
1,170 |
寄付金収入 |
49,183 |
48,620 |
563 |
管理経費支出 |
34,158 |
32,129 |
2,029 |
補助金収入 |
175,764 |
158.926 |
16,838 |
施設関係支出 |
208,431 |
208,428 |
3 |
(国庫補助金収入) |
(131,722) |
(114,599) |
(17,123) |
設備関係支出 |
15,534 |
15,527 |
7 |
(地方公共団体補助金収入) |
(44,042) |
(44,327) |
(△285) |
資産運用支出 |
189,136 |
189,136 |
0 |
資産運用収入 |
4,337 |
4,391 |
△54 |
その他の支出 |
14,736 |
15,006 |
△270 |
資産売却収入 |
29,996 |
30,000 |
△4 |
[予備費] |
3,277 |
|
3,277 |
事業収入 |
25,491 |
26,473 |
△982 |
|
|
|
|
雑収入 |
5,192 |
5,346 |
△154 |
|
|
|
|
前受金収入 |
90,600 |
91,915 |
△1,315 |
|
|
|
|
その他の収入 |
77,480 |
80,753 |
△3,273 |
|
|
|
|
資金収入調整勘定 |
△103,710 |
△104,817 |
1,107 |
資金支出調整勘定 |
△4,040 |
△4,030 |
△10 |
当年度資金収入合計 |
635,509 |
622,809 |
12,700 |
当年度資金支出合計 |
792,781 |
786,113 |
6,668 |
前年度繰越支払資金 |
343,272 |
343,272 |
 |
次年度繰越支払資金 |
186,000 |
179,968 |
6,032 |
収入の部合計 |
978,781 |
966,081 |
12,700 |
支出の部合計 |
978,781 |
966,081 |
12,700 |
* 経常的な収支について
(1)収入の内、納付金収入は、法人の基幹的な収入であり大きな部分を占めています。補助金収入は、認定こども園に移行したことに伴う制度変更により、国庫補助金が前年度に比べ増加しました。
前受金収入は、前年度と同様26年度入学手続き者を過大にならないよう予算計上しましたが、入学者が増加し予算を上回りました。
(2)人件費支出は、人事院勧告と同様に給与改定を行いませんでしたが、定期昇給や聖園ベビー保育園の譲り受けによる教職員の増加により、昨年度に比べ増加しました。
* 施設・設備関係の支出について
(3)施設関係支出の主なものは、社会福祉法人みそのから借用している土地3,642uの購入費用として1億8,028万円、幼稚園が平成27年度より自園給食を実施するための厨房改修工事費が2,493万円でした。
(4)設備関係支出の主なものは、短大では、授業用パソコン36台、授業用サーバー1式、教職員用パソコン12台、ビブラフォン1台、シフォン1台、小児実習モデル人形2体、スポットライト2台、コピー機1台などを購入し777万円でした。幼稚園では、厨房関係の備品や除雪機などを購入し、これらに要した経費は499万円でした。保育園では、エアコンを購入し、これに要した経費は13万円でした。
* 財務関係の収支について
(5)その他の収入の主なものは、退職金財団からの前期末未収入金収入として1,042万円、秋田県魅力アップ支援事業補助金が647万円、施設引当特定資産からの繰入収入5,895万円等です。
(6)寄付金収入には、父母の会からの設備費及び行事に対する寄付金180万円が含まれています。
(7)資産運用支出は、総額1億8,913万円のうち満期償還等による支出が8,895万円で、新規の支出が1億18万円です。
消費収支計算書
(消費収入の部) |
(消費支出の部) |
(単位:千円) |
科 目 |
予 算 |
決 算 |
差 異 |
科 目 |
予 算 |
決 算 |
差 異 |
学生生徒納付金 |
276,221 |
276,221 |
0 |
人件費支出 |
284,446 |
283,984 |
462 |
手数料 |
4,955 |
4,981 |
△26 |
教育研究経費支出 |
97,590 |
96,418 |
1,172 |
寄付金 |
188,116 |
187,555 |
560 |
(内減価償却費) |
(50,973) |
(50,971) |
(2) |
補助金 |
175,764 |
158,926 |
16,838 |
管理経費支出 |
53,842 |
50,633 |
3,209 |
(国庫補助金) |
(131,722) |
(114,599) |
(17,123) |
(内減価償却費) |
(19,684) |
(18,504) |
(1,180) |
(地方公共団体補助金) |
(44,042) |
(44,327) |
(△285) |
資産処分差額 |
360 |
359 |
1 |
資産運用収入 |
4,337 |
4,391 |
54 |
[予備費] |
3,277 |
|
3,277 |
資産売却差額 |
0 |
4 |
△4 |
|
|
|
|
事業収入 |
25,491 |
26,487 |
△995 |
|
|
|
|
雑収入 |
5,192 |
6,516 |
△1,324 |
|
|
|
|
帰属収入合計 |
680,076 |
665,081 |
14,995 |
|
|
|
|
基本金組入額合計 |
△223,965 |
△414,957 |
△190,992 |
|
|
|
|
消費収入の部合計 |
456,111 |
250,124 |
205,987 |
消費支出の部合計 |
439,515 |
431,394 |
8,121 |
|
当年度消費収入超 過額 |
16,596 |
△181,270 |
 |
前年度繰越消費収 入超過額 |
28,016 |
28,016 |
 |
年度繰越消費収入 超過額 |
44,612 |
△153,254 |
 |
(1)平成26年度の消費収支は、帰属収入が6億6,508万円で消費支出が4億3,139万円に対し、2億3,369万円上回りましたが、基本金組入額を差し引いた当年度消費収支差額は、1億8,127万円の支出超過となりました。
(2)主要財務比率について
項 目 |
22年度 |
23年度 |
24年度 |
25年度 |
26年度 |
納付金比率(帰属収入に対する学生納付金の比率) |
72.9% |
71.1% |
71.7% |
74.5% |
41.5% |
補助金比率( 〃 補助金の比率) |
19.6% |
21.2% |
22.2% |
17.5% |
23.9% |
人件費比率( 〃 人件費の比率) |
52.0% |
47.8% |
49.2% |
51.6% |
43.2% |
教育管理経費比率( 〃 教育・管理経費の比率) |
31.4% |
36.1% |
29.9% |
32.6% |
22.7% |
人件費依存率(学生生徒納付金に対する人件費の占める割合) |
71.4% |
67.2% |
68.6% |
69.2% |
47.3% |
※人件費依存率は、26年度から短大のみ(認定こども園を除く)
貸借対照表
科 目 |
本年度末 |
前年度末 |
増 減 |
科 目 |
本年度末 |
前年度末 |
増 減 |
固定資産 |
2,463,990 |
2,070,944 |
393,046 |
固定負債 |
82,673 |
85,183 |
△2,510 |
有形固定資産 |
1,855,335 |
1,592,479 |
262,855 |
長期未払金 |
898 |
1,752 |
△854 |
土地 |
482,995 |
234,379 |
248,616 |
退職給与引当金 |
81,775 |
83,431 |
△1,656 |
建物 |
1,077,350 |
1,060,604 |
16,746 |
流動負債 |
110,536 |
115,128 |
△4,592 |
構築物 |
49,489 |
53,951 |
△4,462 |
前受金 |
91,915 |
90,730 |
1,185 |
機器備品 |
74,481 |
74,447 |
345 |
その他 |
18,621 |
24,398 |
△5,777 |
図書 |
168,188 |
165,323 |
2,865 |
負債の部合計 |
193,209 |
200,311 |
△7,102 |
車輌 |
2,831 |
3,775 |
△944 |
基本金の部 |
|
|
|
その他の固定資産 |
608,655 |
478,465 |
130,190 |
第1号基本金 |
2,602,710 |
2,187,753 |
414,957 |
電話加入権 |
282 |
282 |
0 |
第4号基本金 |
24,550 |
24,550 |
0 |
有価証券 |
229,965 |
129,996 |
99,969 |
基本金の部合計 |
2,627,260 |
2,212,303 |
414,957 |
引当特定資産 |
378,408 |
348,187 |
30,221 |
消費収支差額 |
△153,254 |
28,016 |
△181,270 |
流動資産 |
203,225 |
369,686 |
△166,461 |
負債の部、基本金
の部及び消費収支
差額の部合計 |
2,667,215 |
2,440,630 |
226,585 |
現金預金 |
179,968 |
343,272 |
△163,304 |
その他 |
23,257 |
26,414 |
△3,157 |
資産の部合計 |
2,667,215 |
2,440,630 |
226,585 |
* 貸借対照表について
(1)資産の部
聖園ベビー保育園を社会福祉法人から譲り受けたことにより、合計で2億2,658万円増加となりました。
<有形固定資産>
増加の主なものは、土地を社会福祉法人からの購入及び譲り受けにより2億4,616万円、建物も社会福祉法人からの譲り受け等により1,674万円、図書が購入図書1,164冊、視聴覚資料等117点、寄贈図書102冊、寄贈視聴覚資料等11点により286万円でした。構築物は、減価償却により減少となりました。
<その他の固定資産>
その他の固定資産は昨年度に比べ1億3,019万円増加しましたが、内訳は、有価証券が新規購入により9,996万円、引当特定資産も有価証券の新規購入により3,022万円の増加となりました。
<流動資産>
現金預金は、定期預金を解約し土地の購入に充てたため、昨年度に比べ1億6,330万円減少しました。
(2)負債の部
<固定負債>
長期未払金898万円は、図書館蔵書検索システムカリンライトのリース料及び電話機のリース料の未払い分です。
退職給与引当金は、前期末に比較して165万円減少しました。
<流動負債>
前受金の増加は、短大への入学者の増加によるものです。
その他の流動負債の主なものは、退職金、リース料等に係る未払金及び修学旅行等預り金です。
(3)基本金・消費収支差額
聖園ベビー保育園を社会福祉法人みそのから譲り受けたことにより、資産合計から負債合計を控除した純資産額は、24億7,400万円で、昨年度に比べ2億3,369万円の増加となりました。
財産目録
T 資産総額 2,667,215,373円(内 基本財産 1,855,334,592円 運用財産 811,880,781円)
U 負債総額 193,208,935円
V 正味財産 2,474,006,438円
[1]資産額
@ 基本財産 |
土地 秋田市保戸野すわ町1075番1 他 28,782.52m2 |
482,994,993円 |
建物 校舎・管理棟・附属幼稚園舎・附属ベビー保育園舎 8,199.36m2 |
1,077,350,295円 |
図書 64,737冊 |
165,323,055円 |
教具・校具・備品 机・椅子・ピアノ・オルガン・パソコン 他 3,844点 |
74,480,683円 |
その他 構築物・車輌(附属聖園幼稚園・附属聖園ベビー保育園) |
52,320,482円 |
A 運用財産 |
現金・預金 |
179,968,056円 |
その他 積立金・有価証券・貯蔵品(販売用品)・電話加入権 他 |
631,912,725円 |
資産総額 |
2,667,215,373円 |
[2]負債額
@ 固定負債 |
長期借入金 |
― 円 |
その他 長期未払金・退職給与引当金 |
82,673,298円 |
A 流動負債 |
短期借入金 |
― 円 |
その他 未払金・前受金 他 |
110,535,637円 |
負債総額 |
193,208,935円 |
[3]借用財産
土地 附属聖園幼稚園車庫 189.15m2 (社会福祉法人みそのから有償借用) |
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正味財産(資産総額−負債総額) |
2,474,006,438円 |
監査報告書
平成27年5月23日
学校法人聖園学園
理事長 青木 光子 殿
私たちは、学校法人聖園学園の平成26年度(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで)における会計制度の整備及び運用の状況並びに資金収支計算書、消費収支計算書及び貸借対照表並びに学校法人の業務執行状況について監査を行った。
1 会計制度の整備及び運用は、関連する法令及び通知に従い正しくなされ、不整の点はないと認めます。
2 資金収支計算書は、関連する法令及び通知に従い、当法人の収入と支出の状況を正しく示しているものと認めます。
3 消費収支計算書は、関連する法令及び通知に従い、当法人の単年度の収入と支出の状況を正しく示しているものと認めます。
4 貸借対照表は、関連する法令及び通知に従い、当法人の資産と負債の状況を正しく示しているものと認めます。
5 学校法人の業務、事業の管理運営について、理事の職務遂行に関する不正の行為又は法令もしくは寄附行為に違反する重大な事実はないと認めます。
以 上
学校法人聖園学園
監事 佐々木 仲子(印) 西村 喜子(印)
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