事業計画・中長期計画

令和元年度 事業計画

学校法人 聖園学園
 聖園学園短期大学

計画目標・留意点等

 秋田県は人口の減少が顕著であり、全国的にも少子高齢化が最も進んだ県であるため、18歳人口の減少が進んでいる。また、県内他大学にも保育士養成コースが設置されており、本学を取り巻く環境は厳しいものがある。本学の入学者数は、平成22年度以降120人以上を確保してきているが、受験者数は平成24年度をピークとして減少傾向にある。校舎等改築事業や外構工事及び土地の購入等は平成26年度で終了し、今後は体育館の改築など教育環境の整備に努めていく必要がある。こうした情勢のもとで、本学の教育研究条件や施設設備の充実向上に努め、引き続き現在の水準の維持向上を図って行くためには、何よりも財政基盤の安定が重要である。従って、予算編成に当たっては、できるだけ収支の不均衡が生じないように財政の健全化に努めることを基本とする。
1 平成28年度において、文部科学省が定めた認証機関である短期大学基準協会による第三者評価が行われ、平成22年度に引き続き適格の認定を得た。ただし、平成30年度からは第3巡目に入り、法令の改正など新たな評価基準により実施される。第3巡目の第三者評価に向けて桜の聖母短期大学と相互評価協定を締結するとともに相互評価を実施した。評価基準の重点である本学の教育目的及び教育目標を達成するため、今まで以上に教職員それぞれが自己研修や自己評価を行って行く。
2 再課程認定について、本学が平成31年度以降も教職課程を有する課程認定を受けるため、文部科学省の審査基準に適合するよう、教員の業績、教育課程、教員組織、施設設備等の充実向上を図る。
3 本学は、キリスト教の精神に基づいて幼児教育者を育成することを目的とする短期大学であることから、教職員に対し継続的にキリスト教理解のための研修会を行う。教授会は、学長が招集し、本学の運営に関し重要な事項を審議する。また、職員会議は、毎月定例の会として全職員が参加し、事務連絡や教職員による研究協議を行い、教育活動や学校運営の充実を図る。
4 入学者数については、直近の3年間では、平成28年度は127人、平成29年度は126人、平成30年度は128人と120人以上の入学者を確保したが、18歳人口の減少等から受験者は減少傾向にある。基幹的収入である授業料等納付金の積算については、少子化による18歳人口の減少や県内他大学の保育士養成コースの設置が大きな影響を及ぼしてくると考えられるので、新年度入学生の予想は過大にならないよう、最低入学者確保人数を122人(秋田県離職者再就職訓練生2人を含む。)として計上することとした。
5 人件費については、人事院が平成30年の勧告において、月例給については民間給与との較差(0.16%)を埋めるため、民間準拠による俸給表の水準を引き上げる旨の勧告を行い、俸給表を改定したことから、本学も人事院勧告に準ずることとする。期末勤勉手当については、公務支給月数4.40月に対し民間の支給月数4.46月と較差があるため、4.45月の勧告を行った。本学は支給月数4.30月と較差があることから、職員の士気高揚を図るため、平成31年度の支給月数を4.40月とする。昇給制度については、引き続き55歳を超える職員は停止する。
6 大学の社会的活動としての「地域貢献」のため、本学の「保育科」の特徴を生かし、持っている教育資源を公開するため、保育者を対象とした「公開講座」を今年度も引き続き実施するとともに、学生に対しては「いのちについて」の講演会やマナー教室を引き続き実施し、学生の経験と視野を広げるため広く学外の講師の講演を行う。また、初年次教育の充実のため、引き続き今年度も玉川大学から講師を招いて、体験学習の手法でコミュニケーション力を強化していくプログラム「プロジェクトアドベンチャープログラム」を実施する。その他、音響効果のよい会場でのステージ経験を通して、達成感や学習意欲の向上を図るため、学外のアトリオン音楽ホールを会場として、「アンサンブルフェスティバル」を2月下旬に実施する。
7 教育環境の充実を図るため、老朽化した造形室の机・椅子、講師室の机・椅子及び第2会議室の椅子を更新する。ICTのより高度なセキュリティを確保するため、学内ランシステムを更新する。また、45年経過し老朽化したピアノ室のピアノを更新するとともに、耐用年数を経過した印刷室の印刷機を更新する。さらに、Windows7のサポートが終了に対応するため、教職員用及びキャリア支援室のパソコンをWindows10にバージョンアップし、教育環境の向上を図る。

学校法人 聖園学園
幼保連携型認定こども園
聖園学園短期大学附属聖園幼稚園

計画目標・留意点等

 幼児教育・保育は、子どもの生涯の人格形成の基礎であることに鑑み、さらなる教育・保育の質を高めたい。地域のニーズに応えながら保護者に対する子育て支援を行い、キリスト教の園として「心」の教育に力を入れたい。
 特に近年、日本の高校生の自己評価が国際的にみて低いことが問題となっている。自分を肯定できないと当然自己評価が低くなる。自分で自分をダメだと感じると徐々に自分の感じたことや考えに自信が持てなくなる。そして自分より周りの目を気にする。その結果、必然的に自分の行動の基準が自分の「良心」でなく「人の目」になる。自分は神から創られた大切な存在であるという自己認識は、人として生きる基盤である。
 本園の使命は、子どもたちの人格形成の核を作り上げる大切なこの時期に、自分が神から愛され、人から大切にされているという自己肯定感を毎日の生活の中で体験し育んでいくことだと考えている。子どもたちにとって両親や保育者から愛されているという体験は、日々の保育の中で繰り返されるものである。そして友だちとの楽しい遊びは、他者への信頼関係を培い、やがて周りの人を大切にする心を育てることになる。
 昨年改訂された「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」では、幼児期終了までに育ってほしい具体的な姿として10の姿が明確に示されている。2歳児から5歳児までが在園する本園にとって、各年齢がさらに具体的にこの「10の姿」を意識しながら、保育者相互が研究しあい意見を交わしながら保育者の質を高め、子どもたちの総合的な発達が実現できるよう努めたい。
 具体的に
1、屋上の安全面での整備を進める、特に夏は屋上で大型プールを設置するために、屋上防水、排水の環境を整えるために工事をしたい。
 26,568,000 円
2、地震で社会問題となったブロック塀の安全性確保のため園舎周囲のブロック塀改修工事をする。 5,724,000 円
3、親子面接で使用する応接室を子ども・親が落ち着いて面接ができ、会議等にも使用できる机、椅子を整えたい。 1,529,712円
4、年長児が英語を学んでいるが、子どもが興味を持って取り組むことができるよう音響とプロジェクターを遊戯室に設置する。
 1,328,400 円

学校法人聖園学園
聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園

計画目標・留意点等

1.「私があなたたちを愛したように、互いに愛し合いなさい」ヨハネ15,12のキリストの教えに基づき、温かく応答的な環境の中で、「愛されている喜び」「生きる力」「感じる心」が育つように、子どもたち一人一人を大切する。
2.定員70名の中で、受け入れ可能園児数が前年度は、0歳児24名、1歳児26名、2歳児26名の所、今年度から0歳児26名、1歳児26名、2歳児28名に変更し、未満児保育の充実をはかり、保護者にも地域にも信頼される保育園の運営を目指す。
3.食育の推進を図り、季節に毎に野菜の種まきから収穫までを体験できるように計画し、2歳児の保育に取り入れる。
野菜の水やりをしたり、収穫した野菜を調理してもらったり、日頃お世話になっている近所の人に配る等を通して生命の発見、食べる喜び、感動、感謝の心を育む。
4.家庭と地域のニーズの把握に務め、0歳児〜1歳児の未就園児を対象に「ポッポちゃんくらぶ」を行い、参加した子どもたちが個々の成長・発達に合った遊びができるよう環境を整える。また、園で実施している離乳食や完了食等を紹介しながら保護者が気軽に育児相談や情報交換ができるような雰囲気をつくる。
5.保育士としての専門性を高めるために、キャリアアップ研修や園内外の研修に参加する。

学校法人聖園学園 中長期目標・計画

学校法人聖園学園   
平成27年1月施行  
平成28年5月一部改正
 学校法人聖園学園は、その母体であるカトリック修道会「聖心の布教姉妹会」の創立者であるヨゼフ・ライネルス師が抱いていた「神に支えられ、導かれているという信仰のもと、日本社会の中堅となる若者たちが、このような信仰と理想に生きる日本人として育ってほしい」という理想の実現のために、キリストの教えに基づき真理を求め、人を愛して生きる人生に生き甲斐を感じる人を育成することを教育理念とし、学校教育及び保育を行う。
(前文)聖園学園短期大学の基本的な目標
 聖園学園短期大学は、地域に根ざした高等教育機関として、カトリック精神に基づき真理を求め、人を愛して生きる人生観を基礎として、高度な教養と幼児教育者としての必要な知識と技能を授けることを目的とした教育を行う。
 以上のような理念に基づき、活動の基本的目標を以下に定める。
1.教育においては、多様化する学生・社会のニーズに応え、社会から必要とされる教養と専門性を持つ人材を育成する。
2.研究においては、研究水準の向上を図りながら、本学の特色である保育の専門性を活かした研究を推進し、教育及び地域社会に還元する。
3.社会貢献においては、地域に根ざした保育の専門大学として蓄積した教育及び研究成果を社会に積極的に還元し、人材の育成と地域の課題解決を目指す。
4.大学経営においては、学長のリーダーシップのもと、教職員の資質と能力の向上を図り、大学の目標達成に向けて、適切な大学経営を目指す。

中長期目標・計画の期間

 中長期目標・計画の期間は、平成27年度から平成31年度までの5年間とする。
1 教育に関する目標、具体的方策
教育課程の充実・改善を推進し、学生や社会のニーズに応えた教育体制の構築に取り組み、高い専門性と豊かな人間性を備えた人材を育成する。
@高い専門性の修得を目的として、学修時間の確保・増加を図るため、教育課程の継続的な見直しと改善を行うとともに、各種行事及び単位外科目等の教育プログラムの体系化を図る。
AGPA(グレード・ポイント・アベレージ)制度を導入し、学習の到達度を明確にすることで学習意欲を喚起し、大学教育及び学生の質の保証を行う。
BFD(ファカルティ・ディベロップメント)及びSD(スタッフ・ディベロップメント)活動を強化し、教職員が連携して教育の質の向上を図る。
C学修ポートフォリオの意義・目的をより具体的に周知徹底し、積極的な活用を行うことで、学生の主体的な学修の支援を行い、教育の質の向上を図る。
2 研究に関する目標、具体的方策
地域に根ざした短期大学として、本学の専門性を活かした研究を推進し、地域の活性化や課題解決に寄与する。
@教職員の研究活動を推進するため、「教育に係る学長裁量経費」制度を創設し、教育改革に取り組む、教員又は組織を財政的に支援する。
A科研費及びその他の外部研究資金の獲得に向けて、研究力向上セミナーを実施し、教職員の研究活動に関する意識の醸成を図る。
3 社会貢献に関する目標、具体的方策
自治体及び地域産業界と連携して、本学の教育及び研究の成果を社会に積極的に還元し、地域コミュニティの重要な基盤となることを目指す。
@保育の専門大学として、地域の教育・保育活動に積極的に関わるとともに、学生が行うボランティア活動等についても支援を行い、地域の課題解決の一助となる。
A秋田県内における子育て支援について、幼稚園、保育所等の保育を提供する側の意識と子どもや保護者等の提供を受ける側の意識を調査し、実態とニーズを子育て支援活動に活かす。
4 大学経営に関する目標、具体的方策
学長のリーダーシップのもと、教学運営全般に渡って透明性のある大学経営を行う。
@競争的資金、寄付金その他の外部資金の積極的な獲得を目指すとともに、他の自己収入を増加させる取り組みを行い、安定した大学経営を行う。
A業務の合理化による経費削減や効率的な予算執行により、健全な運営を行う。
B全学的かつ経営的視点に立って、大学が保有する財的資源及び人的資源及・物的資源等の効果的・効率的な運用を行う。
C10年後をめどに体育館の改築を検討する。
5 聖園学園短期大学附属聖園幼稚園に関する目標、具体的方策
認定こども園として地域の教育・保育の基盤となり、提供する教育・保育内容の充実を図るとともに、聖園学園短期大学及びみそのベビー保育園との連携を強化し、教職員及び学生の育成に取り組む。
@地域の待機児童の状況に応じて、利用定員の増加を検討する。
A新しい子ども・子育て支援制度に対応するため、自園調理による給食の提供を行うことを目的として、施設の改修を行う。
B購入から12年経過をめどに園児通園用バスの更新を行う。
6 聖園学園短期大学附属みそのベビー保育園に関する目標、具体的方策
保育所として地域の保育の基盤となり、提供する保育内容の充実を図るとともに、聖園学園短期大学及び聖園幼稚園との連携を強化し、保育士及び学生の育成に取り組む。
@地域の待機児童の状況に応じて、利用定員の増加を検討する。
A平成28年度に園舎の増改築を行う。